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日本時間午後10時37分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 147.15 - 0.69 (- 0.47%) 148.12 / 146.67
ユーロ・ドル 1.0940 + 0.0028 (+ 0.26%) 1.0992 / 1.0905
ポンド・ドル 1.2782 + 0.0058 (+ 0.46%) 1.2796 / 1.2721
ドル・スイス 0.8540 - 0.0053 (- 0.62%) 0.8615 / 0.8521
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日本時間午後10時37分現在のドル円は1ドル=147.15円。きょうの市場は
前日までの嵐が止んでおり、米株式市場も急速に買い戻しが出ている。ただ、為替市場
では円高が優勢となっており、ドル円は一時146円台に伸び悩んでいる。本日は米国
債と伴に日本国債の利回りも上昇しており、円高をサポートしているようだ。
また、嵐が止んでいるとはいえ、事態に何も変化はない。トランプ大統領は日本やイ
スラエルといった友好国とは、報復措置も示唆しなかったことから、2国間協議に入っ
ているようだが、中国、EUとは進展がない。特に最大のターゲットと見られる中国と
は報復合戦にエスカレートしそうで、トランプ大統領は中国が報復措置を撤回しなけれ
ば、追加で50%の関税を課すことを示唆している。それに対して中国は、「関税戦争
と貿易戦争を仕掛けてくるなら、中国は最後までつきあう」と強硬姿勢をとる構えを示
している。リスクが燻り続ける中、円相場はリスク選好の円安というわけには行かない
ようだ。
また、ドルのヘッジコストが上昇しており、トランプ大統領が昨年11月の大統領選
を制して以後最も高い水準に上昇している。それはトレーダーが今後、ボラティリティ
ーがさらに高まると見込んでいることを示唆している。市場はドルにも慎重と見られ、
それもドル円の重石となっているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
8日(火)
145.00ドル(14.2億)
MINKABU PRESS