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米東部時間午後0時52分
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 38534.12 + 568.52 (+ 1.48%) 39426.60 / 38366.95
ナスダック総合指数 15757.28 + 154.02 (+ 0.99%) 16316.50 / 15664.97
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きょうのNY株式市場、前日までの急落に市場も一息ついており、マグニフィセント
7を始め、IT・ハイテク株中心に買い戻しが優勢となっている。ダウ平均は一時14
61ドル高まで急反発する場面が見られた。前日比は、ダウ工業株30種平均が56
8.52ドル高の3万8534.12ドル、ナスダック総合指数が154.02高の1
万5757.28。
ただ、特に情勢に変化が出たわけではなく、ここ数日の暴落からの値ごろ感の買い戻
しといった状況。明日の発動を控えて関税に対する懸念は依然続いているが、トランプ
大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談したことや、日本の石破首相との前日の首
脳電話会談で日本との2国間貿易協議の開始することで合意し、閣僚2名を任命した。
一方、トランプ大統領は、中国が報復措置を撤回しなければ、追加で50%の関税を
課すことを示唆している。それに対して中国は「関税戦争と貿易戦争を仕掛けてくるな
ら、中国はとことんつきあう」と対抗措置をとる考えを示している。
アナリストは、トランプ大統領がXYZと協議中という見出しが出ても、投資家は過
剰に反応しないよう注意を促している。「4月2日付以降のチャートの一部が回復する
ことになっても、関税の重荷が消え去ることはない」と述べている。
そのような中、徐々に上値が重くなってきており、ダウ平均、ナスダックとも序盤の
上げを大きく縮小している。
ユナイテッドヘルス<UNH>やヒューマナ<HUM>、CVSヘルス<CVS>など医療保
険株が上昇。メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が、2025年
から2026年にかけてのメディケア・アドバンテージ・プランへの支払いを平均で
5.06%増額すると発表したことが好感されている。
ブロードコム<AVGO>が上昇。前日引け後に最大100億ドルの自社株買い計画を発
表した。
半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が上昇。ドイツの半導体大手のインフィニ
オンが同社の自動車向けネットワーキング事業を25億ドルで買収することで合意し
た。
インフラ・ソフトウエア開発のテラデータ<TDC>が上昇。アナリストが投資判断を
「買い」に引き上げた。
医療機器のCVRx<CVRX>が急落。取引開始前に1-3月期(第1四半期)の暫定
決算を公表し、売上高を1230万ドルと見込み、予想を下回った。同社は、季節要因
による低迷と営業担当者の入れ替わりが影響したと述べている。
ユナイテッドヘルス<UNH> 553.80(+29.10 +5.55%)
ヒューマナ<HUM> 278.60(+23.89 +9.38%)
CVSヘルス<CVS> 67.80(+3.95 +6.19%)
マーベル・テクノロジー<MRVL> 52.83(+1.83 +3.59%)
ブロードコム<AVGO> 162.03(+7.89 +5.12%)
テラデータ<TDC> 19.76(+0.56 +2.92%)
チェグ<CHGG> 0.51(0.00 -0.81%)
CVRx<CVRX> 6.38(-5.16 -44.71%)
アップル<AAPL> 180.64(-0.82 -0.45%)
マイクロソフト<MSFT> 362.05(+4.19 +1.17%)
アマゾン<AMZN> 176.58(+1.32 +0.75%)
アルファベットC<GOOG> 150.21(+0.97 +0.65%)
テスラ<TSLA> 234.58(+1.29 +0.55%)
メタ<META> 522.97(+6.72 +1.30%)
AMD<AMD> 83.29(-0.35 -0.42%)
エヌビディア<NVDA> 100.18(+2.54 +2.60%)
イーライリリー<LLY> 735.27(+11.54 +1.59%)
MINKABU PRESS