8日の東京株式市場は大きく買い先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比592
円高の3万1729円と反発。
前日はアジア株市場に続き欧州株市場も全面安だったが、米国株市場では荒い値動き
ながら半導体セクターをはじめハイテク株には強い動きも目立ち、ナスダック総合株価
指数はプラス圏で引けている。トランプ米政権の関税政策に対する警戒感は拭えないも
のの、リスクオフの流れが一服し、目先は買い戻しが優勢となっている。日経平均は前
日までの直近3営業日で4500円以上も水準を切り下げているだけに、その分戻り足
も強くなりやすい。足もとの円安も半導体関連など輸出セクター中心に追い風となる。
ただ、取引時間中はトランプ関税を巡るニュースフローが日経平均の動きを左右する可
能性がある。
出所:MINKABU PRESS