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2024年06月18日(火)22時27分

NY外国為替序盤=157円台に値を落とす

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日本時間午後10時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  157.88 + 0.14 (+ 0.09%) 158.23 / 157.52
ユーロ・ドル 1.0733 - 0.0001 (- 0.01%) 1.0741 / 1.0710
ポンド・ドル 1.2695 - 0.0010 (- 0.08%) 1.2715 / 1.2669
ドル・スイス 0.8849 - 0.0046 (- 0.52%) 0.8905 / 0.8849
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 日本時間午後10時26分現在のドル円は1ドル=157.88円。きょうの為替市
場は、NY時間に入ってドルの戻り売りが出ている。朝方発表になった5月の米小売売
上高が前月比0.1%の増加と予想を下回り、前回分も増加から減少に下方修正され
た。インフレ鈍化への期待を示す内容で米国債利回りも低下したことから、ドル円も1
57円台に値を落としている。
 ただ、ドル円は上値追いが続いており、本日は158円台を回復。ドル自体に買いが
見られているほか、根強い円安がドル円をサポートしている状況に変化はない。ただ、
160円を試しそうな雰囲気まではまだないようだ。
 日銀の植田総裁が参院財政金融委員会で「データや情報次第では7月利上げの可能性
は十分あり得る」と発言していたが、円相場の反応は一時的に留まった。先週の重要イ
ベントを通過し、仏政治情勢もひとまず落ち着いている中で、ドル円も次の展開待ちの
ムードに入って来ているようだ。
 本日はこのあと、コリンズ・ボストン連銀やバーキン・リッチモンド連銀総裁の発言
が予定されている。先週のFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)は年内1回
の利下げに下方修正されていたが、市場は2回の可能性も有り得るとの見方を織り込ん
でいる。先週のFOMCの判断は、発表当日朝に発表の米消費者物価指数(CPI)を
織り込んでいないとの見方もある中、今後伝わって来るFOMC委員の発言に何らかの
変化があるか注目される。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
18日(火)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS