3日前引けの日経平均株価は前営業日比1052円18銭安の3万4673円69銭
と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は12億8578万株、売買代金概算は2
兆8239億円。値上がり銘柄数は114、対して値下がり銘柄数は1503、変わら
ずは19銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方からリスクオフ一色の展開で日経平均は大きく下
げる展開となった。前場取引終了時点で1000円あまり下落し3万4000円台後半
まで水準を切り下げたが、一時は先物主導でインデックス売りがかさみ、1600円あ
まりの下げに見舞われる場面もあった。その後はショート筋の買い戻しなどで下げ幅を
縮小している。日本時間早朝に発表されたトランプ米政権の「相互関税」を懸念した売
りが全体相場を押し下げている。メガバンクをはじめ銀行セクターへの売りが目立ち、
TOPIXの下落率は日経平均を上回った。値下がり銘柄数は1500を超え全体の9
2%の銘柄が値を下げている。
個別では売買代金首位に浮上した三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>がき
ょうも下げ止まらず大幅安となったほか、三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>な
ども大きく下値を探った。ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造
装置関連への売りも目立つ。キオクシアホールディングス<285A.T>の下げも際
立っている。トヨタ自動車<7203>が値を下げ、フジクラ<5803>もリスク回避の投げ
売りを浴びた。アシックス<7936>が急落した。半面、武田薬品工業<4502>、第一三
共<4568>などの医薬品株がしっかり。良品計画<7453>が高く、ニトリホールディン
グス<9843>も堅調。新光電気工業<6967>、GMOインターネット<4784>は連日の
大幅高となった。
出所:MINKABU PRESS