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2024年12月02日(月)11時54分

東京株式(前引け)=小幅反発、朝安後はドル・円相場を横目に戻り足

 2日前引けの日経平均株価は前営業日比11円98銭高の3万8220円01銭と小
幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は7億7393万株、売買代金概算は1兆8
759億円。値上がり銘柄数は944、対して値下がり銘柄数は638、変わらずは6
1銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は方向感の見えにくい展開で、日経平均は寄り付きに小高
く始まった後に値を崩したが、前場中ごろを境に戻り足に転じた。結局、前引けは寄り
値をわずかに上回る水準で着地している。前週末の米国株市場でNYダウやS&P50
0指数が最高値をつけ、ナスダック総合株価指数なども高かったことでリスク選好の地
合いが意識されるところだったが、一方で朝方は為替市場で1ドル=150円を下回る
ドル安・円高を嫌気するムードが強かった。ところが、その後急速にドルが買い戻さ
れ、1ドル=150円台後半まで円安方向に押し戻されたことで、つれて全体相場も戻
り足に転じた。前場の売買代金は盛り上がりを欠き、2兆円を下回った。
 個別ではディスコ<6146>が朝安後に上昇に転じ、フジクラ<5803>も買いが優勢。
IHI<7013>も上値を追った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>がしっ
かり、第一生命ホールディングス<8750>も高い。サンケン電気<6707>が急騰、プラ
スアルファ・コンサルティング<4071>、セレス<3696>なども値を飛ばした。半面、
ファーストリテイリング<9983>が大きく下値を探る展開に。資生堂<4911>も大幅
安。FPパートナー<7388>が急落、ラクーンホールディングス<3031>も大きく水準
を切り下げ、トリケミカル研究所<4369>も安い。
出所:MINKABU PRESS