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2024年06月11日(火)11時51分

東京株式(前引け)=続伸、全般上値指向も様子見ムード強い

 11日前引けの日経平均株価は前営業日比117円00銭高の3万9155円16銭
と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億5465万株、売買代金概算は1兆7
437億円。値上がり銘柄数は747、対して値下がり銘柄数は815、変わらずは8
4銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は様子見ムードが強いなか、直近買われた銘柄に利益確定
の動きが顕在化しており、日経平均が上昇はしているものの上値の重い展開を強いられ
ている。前日に3万9000円台を回復したが、売買代金は盛り上がりを欠いており、
きょうは外国為替市場でドル高・円安が進んでいることなどを追い風に一時300円近
い上昇をみせたものの、その後は伸び悩んだ。FOMCや日銀の金融政策決定会合を前
に積極的に買いポジションを高める動きはみられない。個別株は値下がり銘柄数が値上
がりを上回っている。
 個別ではディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が高いほか、日本マイクロニ
クス<6871>が値を飛ばした。三菱重工業<7011>がしっかり。TOWA<6315>も堅
調。川崎汽船<9107>など海運株も買い優勢。ファーマフーズ<2929>がストップ高に
買われたほか、東京計器<7721>も活況高となっている。半面、レーザーテック<6920
>が冴えず、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上値が重
い。エーザイ<4523>が売られ、塩野義製薬<4507>も値を下げた。ビューティガレー
ジ<3180>が急落、ミガロホールディングス<5535>も大きく利食われた。安田倉庫<
9324>も利益確定売りで下値を試す展開に。
出所:MINKABU PRESS