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2025年03月26日(水)11時51分

東京株式(前引け)=続伸、買い一巡後は伸び悩み3万7000円台で着地

 26日前引けの日経平均株価は前営業日比109円61銭高の3万7890円15銭
と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億199万株、売買代金概算は1兆97
63億円。値上がり銘柄数は897、値下がり銘柄数は650、変わらずは89銘柄だ
った。
 きょう前場の東京株式市場は朝方に大きく買いが先行したものの、その後は上値が重
い展開だった。ここ最近の傾向である買い一巡後に伸び悩む地合いがきょうも繰り返さ
れている。前日の米国株市場では、トランプ関税の導入を前に様子見ムードでNYダ
ウ、ナスダック総合株価指数ともに狭いゾーンでのもみ合いとなったが、いずれもプラ
ス圏で引けたことで、投資家のセンチメント悪化にはつながらなかった。ただ、3万8
000円台を回復すると機械的な戻り売り圧力が顕在化し、上値を押さえる展開が続い
ている。なお、前引け時点の売買代金は2兆円を下回っている。
 個別ではディスコ<6146>が前日に続き堅調なほか、任天堂<7974>の上げ足の強さ
が目立つ。ファーストリテイリング<9983>が買い優勢、三菱電機<6503>も上昇し
た。宮越ホールディングス<6620>が値上がり率で断トツとなったほか、コニカミノル
タ<4902>が物色人気に。住友金属鉱山<5713>も商いを伴い値を上げた。半面、三菱
重工業<7011>が売りに押されたほか、IHI<7013>も安い。また、アドバンテスト
<6857>の下値模索が続いている。リクルートホールディングス<6098>の下げが目立
ち、東洋水産<2875>、ネクソン<3659>、京成電鉄<9009>なども売られている。
出所:MINKABU PRESS