--------------------------------------
米東部時間午前11時37分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42631.15 + 47.83 (+ 0.11%) 42696.61 / 42501.52
ナスダック総合指数 18244.91 + 56.32 (+ 0.31%) 18281.14 / 18170.42
--------------------------------------
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。エヌビディア<NVDA>やテスラ<TSLA>
は軟調に推移しているものの、IT・ハイテク株への買い戻しは続いており、ナスダッ
クもプラス圏で推移している。前日比は、ダウ工業株30種平均が47.83ドル高の
4万2631.15ドル、ナスダック総合指数が56.32高の1万8244.91。
前日はトランプ関税の対象を狭める可能性があるとのニュースを受け市場は楽観的に
なっていたが、本日は様子見の雰囲気が強い。4月2日に予定されているトランプ政権
による関税発動を待ちながら、市場はインフレ加速と成長鈍化の可能性を警戒。
今月のS&P500は直近高値から一時10%超下落し、調整局面入りとなっていた
が、その下げを取り戻す動きが出ている。一部からは「通常、市場が調整局面にある場
合、下落と同じくらいの速さで回復するが、調整局面は脱しつつあり、多少の変動はあ
るにせよ、株価は上昇を続けると見ている」といった楽観的な声も聞かれる。
半面、慎重な見方も多く、「トランプ政権は貿易姿勢を目まぐるしく変えていること
で不確実性が生じており、それに従って市場も乱高下している。そのため、投資家が慎
重姿勢を崩していないことは理に適っている。なぜなら、最善策は様子見だからだ。こ
の問題の展望が見える前に、持続的な反発の条件は整わない」とのコメントも聞かれ
る。
住宅建設のKBホーム<KBH>が決算を受け下落。1株利益、住宅部門売上高とも予
想を下回った。住宅部門粗利益率も予想を下回っている。通期ガイダンスも公表し、住
宅部門売上高の見通しを下方修正した。
原子力発電のオクロ<OKLO>が決算を受け反落。1株損失の赤字が予想を若干上回っ
た。売上高はまだない。
トランプ大統領が所有するソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を運営す
るトランプ・メディア&テクノロジー<DJT>が大幅高。シンガポールの仮想通貨取引
所のクリプト・ドットコムと提携し、同社のトゥルース.Fiブランドを通じて、一連
のETFを発行する合意を締結したことが材料視されている。
制服や作業服を手掛けるユニファースト<UNF>が大幅安。同業のシンタス<CTAS>
が今年初めに約53億ドルの企業価値、1株275ドルの現金での買収提案を行ってい
たが、交渉を打ち切ったと発表した。
調味料のマコーミック<MKC/V>が下落。取引開始前に12-2月期決算(第1四半
期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、通期の1株利益も予想を下回る見通し
を示した。通期の売上高および営業利益は従来の見通しを据え置いている。
KBホーム<KBH> 60.21(-1.58 -2.56%)
オクロ<OKLO> 27.84(-3.07 -9.93%)
ユニファースト<UNF> 169.96(-27.62 -13.98%)
トランプ・メディア<DJT> 22.79(+1.78 +8.45%)
マコーミック<MKC/V> 77.90(-2.44 -3.04%)
アップル<AAPL> 223.56(+2.83 +1.28%)
マイクロソフト<MSFT> 395.32(+2.24 +0.57%)
アマゾン<AMZN> 205.15(+1.89 +0.93%)
アルファベットC<GOOG> 172.44(+2.51 +1.48%)
テスラ<TSLA> 275.91(-2.49 -0.89%)
メタ<META> 628.57(+9.72 +1.57%)
AMD<AMD> 112.91(-0.94 -0.83%)
エヌビディア<NVDA> 120.15(-1.26 -1.04%)
イーライリリー<LLY> 862.44(-2.46 -0.28%)
MINKABU PRESS