8日前引けの日経平均株価は前営業日比14円41銭高の4万7965円29銭と続
伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億5147万株、売買代金概算は2兆92
97億円。値上がり銘柄数は1007、対して値下がり銘柄数は535、変わらずは7
3銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均は総じてプラス圏で推移し
たものの上値の重さも意識された。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株
価指数ともに朝方こそ高く始まったが、すぐに値を消す展開でいずれも安くなった。東
京市場でも日経平均はここ過熱気味に上昇していたことから、きょうは米株安を受けて
利益確定売りが観測される展開に。ただ、AIや半導体関連などに売りが目立った一方
で、防衛関連や銀行株などが強さを発揮し全体指数を支えた。外国為替市場で急速に円
安が進んでいることも足もとでプラスに作用したもようだ。
個別では売買代金トップに躍り出たフジクラ<5803>が上値追い基調を強めたほか、
三菱重工業<7011>が高く、IHI<7013>も商いを伴い値を飛ばした。キオクシアホ
ールディングス<285A.T>が上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306
>などメガバンクも頑強。わらべや日洋ホールディングス<2918>がストップ高カイ気
配に買われ、Link-Uグループ<4446>も急騰した。サカタのタネ<1377>も大幅
高。半面、ソフトバンクグループ<9984>が利食われ、ディスコ<6146>、東京エレク
トロン<8035>など軟調。キーエンス<6861>が値を下げ、SMC<6273>も利益確定
売りに押された。パルグループホールディングス<2726>は急落、三協立山<5932>の
下げも目立った。
出所:MINKABU PRESS