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2025年06月02日(月)22時22分

NY外国為替序盤=142円台まで下落

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日本時間午後10時21分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  142.93 - 1.09 (- 0.76%) 144.17 / 142.63
ユーロ・ドル 1.1415 + 0.0068 (+ 0.60%) 1.1437 / 1.1341
ポンド・ドル 1.3528 + 0.0069 (+ 0.51%) 1.3557 / 1.3452
ドル・スイス 0.8184 - 0.0040 (- 0.49%) 0.8242 / 0.8157
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 日本時間午後10時21分現在のドル円は1ドル=142.93円。きょうから6月
相場入りとなる中、市場には貿易問題への懸念が再び広がっている。そのような中、為
替市場ではドル安・円高の動きが優勢となっており、ドル円は142円台まで下げ幅を
拡大。
 米中貿易協議に悪化の兆候が見えていることや、トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウ
ムの関税引き上げを発表したことが不透明感を広げている。
 トランプ大統領は金曜日に中国が米国との暫定貿易協定に違反していると非難。それ
に対して中国は本日、この非難に反発している。両国は関税を90日間停止することで
合意していたが、この対立により合意の将来に懸念が生じているようだ。加えて、トラ
ンプ大統領は金曜日、鉄鋼、アルミの輸入関税を4日から25%から50%に倍増する
と発表した。
 アナリストは「現在の貿易情勢を把握または予測するのは本当に困難。裁判所の判断
も入り乱れ、さらに複雑になっている。当面は、関税はピーク時の攻撃性が過ぎたとし
ても、不確実性の長期化が見込まれる」と語っていた。
 投資家は今週の米経済指標も注目している。今回の数字は関税が経済に与える影響の
最新見通しを提供するものと予想されている。市場は特に金曜日の5月の米雇用統計を
注視しているようだ。
 本日は日本時間23時に5月のISM製造業景気指数が発表され、予想は49.5と
50を下回る縮小圏は続くものの、4カ月ぶりの上昇が見込まれている。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
2日(月)
144.00(6.7億ドル)
MINKABU PRESS