8日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前営業日比25円安
の4万7925円と反落。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数と
もに朝方こそ高く始まったが、その後はすぐに値を消す展開となった。これを横目に東
京市場でも目先利益確定売り圧力が意識されやすいタイミングにある。ただ、足もと外
国為替市場で円安が加速していることはハイテクセクターなど輸出株を中心に追い風と
なっている。一方、高市新政権下での財政拡張政策に伴う財政バランスの悪化を警戒す
る思惑もあり、債券市場の動向などに神経質となりそうだ。
出所:MINKABU PRESS