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日本時間午後10時26分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 149.96 + 2.49 (+ 1.69%) 150.48 / 149.05
ユーロ・ドル 1.1689 - 0.0053 (- 0.45%) 1.1731 / 1.1652
ポンド・ドル 1.3440 - 0.0040 (- 0.30%) 1.3464 / 1.3417
ドル・スイス 0.7973 + 0.0015 (+ 0.19%) 0.7994 / 0.7954
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日本時間午後10時26分現在のドル円は1ドル=149.96円。きょうの為替市
場、NY時間に入って伸び悩んでいるものの、本日は円安が強まり、ドル円は一時15
0円台半ばまで上昇した。自民党総裁選で積極財政派の高市氏が新総裁に決まり、事前
の市場のシナリオ通りに円相場は円安の動きが強まった。一方、週明けの日本株は急
騰。
財政拡大路線への懸念からの円安とは思われるが、日本国債の利回りはロンドン時間
に入ってから上昇してはいるものの、本日はフランス首相の辞任のニュースもあり、他
国の国債利回りも上昇。日本国債もその流れに沿った動きとも取れ、さほど急激な動き
は見られていない。また、CDS市場でも日本国債5年物のスプレッドはさほど変化は
見られていない。こちらの方はいまのところ、落ち着いた反応を見せているようだ。
NY時間に入ってからの下げは、高市総裁に近いとも言われている元内閣参与の本田
氏のブルームバーグでのインタビューが伝わったことがきっかけ。本田氏は日銀の利上
げについて、10月は難しいとの見方を示す一方、12月の可能性には言及していた。
「いまのような環境であれば0.25%引き上げても問題はない。仮に12月にやると
しても、米国は心配だが、そんなに混乱しなければ大丈夫だろう」と述べていた。
短期金融市場では、今月末の決定会合での利上げ確率は先週の55%程度から20%
程度に急低下している一方、12月については55%程度の確率で見ている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
6日(月)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS