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米東部時間午前11時19分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 41775.47 + 194.16 (+ 0.47%) 41848.80 / 41613.19
ナスダック総合指数 17636.57 + 132.45 (+ 0.76%) 17711.03 / 17533.94
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きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。前日比は、ダウ工業株30種平均が19
4.16ドル高の4万1775.47ドル、ナスダック総合指数が132.45高の1
万7636.57。
特段の買い材料は見当たらないが、午後のFOMCの結果を前に直近の下げを一服さ
せている模様。本日はトルコの金融市場に混乱が見られ、トルコ株は急落し、トルコの
10年債利回りは今年最高水準まで急上昇した。通貨リラも過去最安値を更新。エルド
アン大統領の政敵であるイマモール・イスタンブール市長が同日午前に拘束されたこと
で、政治リスクの高まりを意識した投資家がトルコ資産を投げ売りした模様。ただ、米
株式市場はその影響は波及していない。
FOMCだが、日本時間午前3時に結果が公表される。政策は据え置きが確実視され
ているが、今回は委員の金利見通し(ドットプロット)も公表され、注目を集めそう
だ。市場では年内2回か3回の利下げの可能性を織り込んでおり、その見方を裏付ける
か注目される。
米景気の先行き不安が台頭しており、それにFRBは対処すると市場は期待している
ようだが、現状の高インフレの粘着性から、それは希望的観測に過ぎないとの声も一部
からは出ている。「年内に2回か3回の利下げ」という市場の期待にFRBが応えられ
ないリスクも留意すべきだという。また、パウエル議長がトランプ関税の影響について
どのように捉えているかも注目される。
本日はテスラ<TSLA>が3日ぶりに反発し、エヌビディア<NVDA>も買い戻されてい
る。テスラは、アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を425ドルと
した。
エヌビディアは今週の開発者会議で、高性能チップやロボット工学モデルのほか、開
発者がデスクトップ上で作業できるパーソナルAIスパコンなどの計画を発表。アナリ
ストは今回の発表に好意的だが、大きなサプライズはないと指摘している。
肥料のモザイク<MOS>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標
株価を33ドルに設定した。
医薬品のギリアド・サイエンシズ<GILD>が下落。米保健社会福祉省(HHS)が米
国内のHIV治療に対する連邦政府の助成金を削減する計画を検討していると報じられ
た。
エンジニアリング・ソフトウェアのオートデスク<ADSK>が上昇。アクティビスト
(物言う株主)で知られるスターボードが同社を巡り委任状争奪戦の準備を開始したと
伝わった。
ボーイング<BA>が上昇しており、ダウ平均をサポート。同社のウエストCFOが米
大手銀主催のコンファレンスに出席し、工場での作業は安定しており、すでに製造され
たジェット機の在庫を一掃し続けているため、1-3月期の現金流出は予想よりも少な
く済みそうだと述べたことが材料視されている。
ヘルスケアサービスのヘルスエクイティ<HQY>が決算を受け大幅安。1株利益、E
BITDAとも予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、予想を下回る1株利益と
EBITDAの見通しを示した。
モザイク<MOS> 27.91(+0.71 +2.61%)
ギリアド<GILD> 106.76(-3.48 -3.15%)
オートデスク<ADSK> 270.53(+10.58 +4.07%)
ヘルスエクイティ<HQY> 82.59(-19.09 -18.77%)
ボーイング<BA> 171.98(+10.41 +6.44%)
アップル<AAPL> 215.11(+2.42 +1.14%)
マイクロソフト<MSFT> 385.91(+2.39 +0.62%)
アマゾン<AMZN> 193.19(+0.37 +0.19%)
アルファベットC<GOOG> 164.33(+1.66 +1.02%)
テスラ<TSLA> 232.78(+7.47 +3.32%)
メタ<META> 580.59(-1.78 -0.30%)
AMD<AMD> 104.29(+0.78 +0.75%)
エヌビディア<NVDA> 117.06(+1.63 +1.41%)
イーライリリー<LLY> 833.18(+10.67 +1.30%)
MINKABU PRESS