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2025年10月01日(水)22時25分

NY外国為替序盤=146円台まで下げ拡大

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日本時間午後10時24分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  146.73 - 1.17 (- 0.79%) 148.23 / 146.59
ユーロ・ドル 1.1756 + 0.0022 (+ 0.19%) 1.1779 / 1.1716
ポンド・ドル 1.3515 + 0.0069 (+ 0.51%) 1.3522 / 1.3435
ドル・スイス 0.7970 + 0.0006 (+ 0.08%) 0.7989 / 0.7929
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 日本時間午後10時24分現在のドル円は1ドル=146.73円。きょうの為替市
場はドル安もさることながら円高の動きも加わって、ドル円は146円台まで下げ幅を
拡大。米政府機関が閉鎖に突入し、ドル円も終始軟調な展開だったが、先ほど発表にな
った9月のADP雇用統計が予想外の減少となり、前回分も減少に下方修正されたこと
で下げを加速させている。
 短期金融市場では年内2回の利下げの確率を高めており、約90%の確率で年内2回
の利下げを織り込んでいる。発表前は73%程度だった。米政府機関が閉鎖しており、
金曜日の米雇用統計の発表が延期になるのではとも見られている中、本日のADP雇用
統計はいつも以上に重要な手掛かりとして注目されていた。
 米政府機関の閉鎖だが、上院でのつなぎ予算案に数名の民主党議員が賛成票を投じて
いたこともあり、短期間で終了との見方がある一方、今回は数多くの経済要因が重なり
リスクが大きいとの指摘も聞かれる。労働市場の減速やインフレ懸念、歴史的な高バリ
ュエーションと市場の集中度の高さが投資家心理を圧迫。議会予算局(CBO)は閉鎖
により約75万人の連邦職員が一時休職になると推定。さらにトランプ大統領が恒久的
な大量解雇に言及したことで、新たな経済リスクも加わっている。
 ドル円は21日線も下放れ、一気に146円台半ばの100日線に再接近。100日
線と200日線のレンジ内での攻防戦となっているが、どちらに抜けるのか、なお未知
数の状況。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147.50円に観
測されている。
1日(水)
147.50(6.9億ドル)
2日(木)
148.00(11.5億ドル)
MINKABU PRESS