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2025年03月17日(月)22時20分

NY外国為替序盤=148円台後半

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日本時間午後10時19分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  148.84 + 0.20 (+ 0.13%) 149.10 / 148.31
ユーロ・ドル 1.0901 + 0.0022 (+ 0.20%) 1.0912 / 1.0869
ポンド・ドル 1.2974 + 0.0039 (+ 0.30%) 1.2978 / 1.2917
ドル・スイス 0.8815 - 0.0036 (- 0.41%) 0.8855 / 0.8815
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 日本時間午後10時19分現在のドル円は1ドル=148.84円。きょうの為替市
場でドル円は買いが優勢となっている。NY時間の早朝には148.40円近辺に伸び
悩む動きが見られたものの、先ほど発表の2月の米小売売上高を受けて買いの反応が出
ている。
 円安の動きが押し上げているが、米株式市場がポジティブな反応を示したことから、
リスク選好の円安が出ているものと思われる。米小売売上高は全体は予想を下回る内容
で、前回分も下方修正されていたが、GDPの算出に使用される自動車、エネルギー、
建材を除いた、いわゆるコントロールグループは予想を上回る内容となっていた。
 きょうのドル円は一時149円台に上昇する場面が見られていた。本日は日米の政治
情勢が影響し、円安がドル円を押し上げている。石破首相の商品券問題が浮上してお
り、場合によっては退陣につながるのではとの観測や、トランプ大統領が自動車関税と
並んで日本に影響を与え得る相互関税を計画していることを再確認したこともドル円の
上昇を後押ししている。石破首相の商品券問題が日銀の利上げを遅らせるとの思惑。
 ただ、今週は各国中銀の政策委員会が予定されており、その内容を確認したい雰囲気
も強い。ドル円については、FOMCと日銀決定会合が予定されているが、ともに政策
は据え置きが確実視されている。FOMCについては、今回は委員の金利見通し(ドッ
トプロット)が公表され、注目を集めそうだが、市場では年内2回以上の利下げを見込
んでおり、その予想に沿った内容になるのか注目される。
 日銀は、植田総裁が次の利上げについてどう考えているのか、会見で確認したい意
向。市場では7月か9月の追加利上げがコンセンサスとなっているが、場合によっては
6月の可能性も排除してない状況。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は149円に観測され
ている。
17日(月)
149.00(10.7億ドル)
18日(火)
147.00(13.3億ドル)
148.50(12.1億ドル)
150.00(14.3億ドル)
MINKABU PRESS