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2025年06月03日(火)22時25分

NY外国為替序盤=143円台半ば

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日本時間午後10時24分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  143.41 + 0.70 (+ 0.49%) 143.45 / 142.38
ユーロ・ドル 1.1385 - 0.0056 (- 0.49%) 1.1455 / 1.1377
ポンド・ドル 1.3511 - 0.0033 (- 0.24%) 1.3559 / 1.3492
ドル・スイス 0.8223 + 0.0049 (+ 0.60%) 0.8234 / 0.8159
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 日本時間午後10時24分現在のドル円は1ドル=143.41円。きょうの為替市
場はドルの買い戻しが優勢となっており、ドル円は143円台半ばまで買い戻されてい
る。依然として貿易問題への不透明感が広がっている中、前日の弱い米経済指標の発表
もあり、ドル円は東京時間に142.40円近辺まで下落していた。
 ただ、下値では押し目買いのオーダーも観測される中、NY時間にかけて下げ渋って
いる。ドルショートと円ロングが積み上がっており、週末の米雇用統計を前にポジショ
ン整理の動きも出ているようだ。
 植田日銀総裁が本日講演を行っていたが、基調的な物価上昇率が2%に向けて高まっ
ていく姿が実現していけば、引き続き利上げで金融緩和の度合いを調整して行くとの見
解を示していた。
 市場は年内の日銀の利上げの可能性を排除していないものの、貿易問題を中心に先行
き不透明感が根強い中、日銀は利上げになお慎重と見られている。OECDが本日、今
年の世界経済の見通しを公表し、下方修正していたが、日本についても3月時点の1.
1%予想から0.7%の下方修正していた。
 本日はこのあと日本時間23時に4月の米求人件数が発表される。企業が消費者の節
約傾向をますます意識する中、米求人数は2020年以来の低水準に減少すると予想さ
れている。金曜日の米雇用統計も雇用の増加ペースの減速を示す可能性が高いと見られ
ているようだ。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は143円に観測。
3日(火)
143.00(5.8億ドル)
5日(木)
140.00(19.9億ドル)
6日(金)
140.00(11.3億ドル)
MINKABU PRESS