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日本時間午後10時10分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 148.66 + 0.85 (+ 0.58%) 149.02 / 147.75
ユーロ・ドル 1.0888 + 0.0036 (+ 0.33%) 1.0912 / 1.0831
ポンド・ドル 1.2935 - 0.0017 (- 0.13%) 1.2959 / 1.2918
ドル・スイス 0.8854 + 0.0029 (+ 0.33%) 0.8859 / 0.8817
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日本時間午後10時10分現在のドル円は1ドル=148.66円。きょうのNY為
替市場、ドル円は買い戻しが優勢となっており、一時149円台に上昇する場面も見ら
れた。下値警戒感が高まっている株式市場が本日は下げを一服させており、ドル円の買
い戻しをサポート。
警戒されていた米債務上限問題のつなぎ予算の失効が本日迎えるが、民主党のシュー
マー上院院内総務が、トランプ政権のつなぎ予算案に賛成する意向を明らかにし、政府
機関の一部閉鎖は回避される見通しとなった。9月末まで延長される。米経済への先行
き不安は依然として根強いものの、本日はひとまず安堵感が広がっている模様。
円相場の方は、連合が本日25年春闘の第1回回答集計結果を公表。これを受けて円
相場は、東京時間に円売りの反応が見られていた。賃上げ率は5.46%と高い回答で
はあるが、一部では6%程度も期待されていただけに、一旦円ロングの手仕舞いが出て
いる印象。円ロングは歴史的な高水準で積み上がっていることから、手仕舞い売りが出
易い状況ではある。
ただ、市場の日銀への見方に変化はない。追加利上げは7月か9月がコンセンサス
で、場合によっては6月の可能性も排除してない状況。
本日は日本時間23時に3月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表さ
れる。今回も米消費者のセンチメントの更なる低下が見込まれている一方、インフレ期
待は前回同様に高水準が見込まれている。直近の市場は景気の先行きへの警戒感を強め
ており、FRBの追加利下げへの期待も再浮上している。ただ、FRBは慎重姿勢を崩
していないとの見方も根強い。今回の数字がさらに、市場の見方を難しくする内容にな
るか注目される。
MINKABU PRESS