14日前引けの日経平均株価は前日比129円09銭高の3万6919円12銭。前
場のプライム市場の売買高概算は10億4451万株、売買代金概算は2兆6484億
円。値上がり銘柄数は811、値下がり銘柄数は754、変わらずは73銘柄だった。
日経平均株価は朝安後に切り返す展開。前日の米株式市場は、NYダウが537ドル
安と4日続落し、昨年9月以来の安値圏に売られた。ナスダック指数も反落した。トラ
ンプ政権の関税政策が、米国景気の悪化をもたらすことを警戒する売りが先行した。米
株安を受け、日経平均株価は値を下げてスタートし一時200円近い下落となった。た
だ、日経平均株価の3万6000円台後半の水準には値頃感も指摘され、売り一巡後は
買いが流入しプラス圏に浮上した。半導体や電線、銀行株などが値を上げた。株価指数
先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)値は3万6483円79銭だったとみ
られている。
個別銘柄では、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>が高く、フジクラ<5803
>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が堅調。キヤノン<7751>が買わ
れ、三菱重工業<7011>、トヨタ自動車<7203>が値を上げた。半面、リクルートホー
ルディングス<6098>やファーストリテイリング<9983>が安く、セブン&アイ・ホー
ルディングス<3382>、信越化学工業<4063>が値を下げた。
出所:MINKABU PRESS