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日本時間午後10時33分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 148.16 - 0.09 (- 0.06%) 148.38 / 147.58
ユーロ・ドル 1.0840 - 0.0048 (- 0.44%) 1.0897 / 1.0823
ポンド・ドル 1.2928 - 0.0035 (- 0.27%) 1.2973 / 1.2921
ドル・スイス 0.8835 + 0.0016 (+ 0.18%) 0.8848 / 0.8804
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日本時間午後10時33分現在のドル円は1ドル=148.16円。きょうのNY為
替市場、ドル高が続いており、ドル円は海外時間に入って148円台に買い戻されてい
る。東京時間には円高が強まり、147円台半ばに下落していた。植田日銀総裁の発言
に反応したもので、総裁は参院財政金融委員会で、引き続き賃金上昇は強い姿が続いて
いるとし、今後、実質賃金あるいは消費についてはもう少し良い姿が見込まれると述べ
ていた。
トランプ政権の関税措置などを受けて世界経済の不確実性が増している中、日銀の利
上げが最も確実との見方が市場には広まっているようだ。
ただ、海外市場に入ってからのドル高がドル円を148円台に押し戻している。ドル
は第1四半期の3%超の下落から安定を見せている。投機筋はドルロングを減らしてい
るものの、オプション市場ではドル反発を見込んだ取引が優勢となっており、リスク反
転はますますドル高を支持しているという。テクニカル的にもシグナルは、ドル反発が
間近に迫っている可能性を示唆している状況。
先ほど発表の米生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったことで、発表直後はドル
安の反応が見られたが、直ぐに切り返している。米PPIはサービスコスト低下が影響
したが、FRBが好んで参照しているPCEデフレータの構成要素はディスインフレを
示していない。入院費が1%上昇し、ポートフォリオ管理費が0.5%上昇するなど、
概ね上昇。また、2月はトランプ関税はまだ発動していなかったが、その可能性を警戒
して財の価格は上昇しており、サービスの低下を相殺していた。
いずれにしろ、FRBが年内に2回以上の利下げを実施との見方には変化はない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は148円に観測。
13日(木)
148.00(13.3億ドル)
MINKABU PRESS