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2025年09月26日(金)22時32分

NY外国為替序盤=一時149円台半ば

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日本時間午後10時31分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  149.72 - 0.08 (- 0.05%) 149.96 / 149.52
ユーロ・ドル 1.1680 + 0.0014 (+ 0.12%) 1.1694 / 1.1658
ポンド・ドル 1.3376 + 0.0031 (+ 0.23%) 1.3388 / 1.3330
ドル・スイス 0.7991 - 0.0006 (- 0.08%) 0.8007 / 0.7981
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 日本時間午後10時31分現在のドル円は1ドル=149.72円。きょうの為替市
場は前日の急速なドル高が一服しており、ドル円は一時149円台半ばに伸び悩んでい
る。先ほど注目されていたFRBが重視しているインフレ指標であるPCE価格指数が
発表になったが、コア指数は前年比2.9%と、パウエル議長の言及通りの内容となっ
た。市場予想とも一致。
 これを受けて為替市場はドル安の反応が見られている。一部には今週発表の米経済指
標が強い内容が相次いだこともあり、予想を上回るのではとの警戒も出ていただけに、
予想通りの内容に安心感が広がった模様。ただ、状況に変化はなく、10月FOMCで
の利下げ確率は84%程度、12月までなら100%だが、2回の確率は60%程度で
推移している。
 今週は材料難の中、一連のイベントが一通り通過した、利下げ期待は後退した。その
ような中、米議会では来週の会計年度末を控え、与野党の協議が活発化している。つな
ぎ予算が成立しなければ、10月1日から政府機関の一部が閉鎖に追い込まれる状況。
これまで度々繰り返されことでもあり、市場も慣れっこになっているが、今回は対立が
やや深刻なようだ。共和、民主両党が態度を硬化させており、閉鎖はほぼ確実との見方
も出ている。さらに、トランプ政権が政府機関閉鎖を機に連邦職員の大量解雇を行うと
警告しており、経済的にもリスクが高まっている。
 エコノミストは、「政連邦職員の大量解雇は短期的に景気の重しになる恐れがあるほ
か、市場にとって目先の顕著な影響は10月3日の米雇用統計を含む主要統計の発表の
遅れだろう」と述べた。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は149円に観測され
ている。
26日(金)
149.00(7.7億ドル)
MINKABU PRESS