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2025年03月12日(水)11時51分

東京株式(前引け)=反発、防衛関連株など中心に切り返す

 12日前引けの日経平均株価は前営業日比105円72銭高の3万6898円83銭
と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億8285万株、売買代金概算は2兆1
260億円。値上がり銘柄数は1043、対して値下がり銘柄数は526、変わらずは
69銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均は狭いレンジでのもみ合い
となったがプラス圏で推移する時間が長かった。結局、日経平均は100円あまりの上
昇で前場の取引を終えたが、TOPIXの上昇率が相対的に大きくなっている。前日の
米国株市場でNYダウが大幅続落したことで警戒感が漂ったものの、ウクライナとロシ
アの戦争において米国が示した30日間の停戦案をウクライナが受け入れたことが報じ
られており、これが買いの拠りどころとなっている。個別には防衛関連株が買い直され
全体相場の押し上げに寄与した。
 個別では三菱重工業<7011>が売買代金首位で大きく切り返しているほか、IHI<
7013>、川崎重工業<7012>も上昇した。サンリオ<8136>が買われ、ソニーグループ
<6758>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンク
も高い。ワールド<3612>、内外トランスライン<9384>が大幅高、日本ヒューム<
5262>も物色人気となっている。半面、レーザーテック<6920>が大きく売られ、アド
バンテスト<6857>も安い。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。三井ハイテッ
ク<6966>が急落、SUBARU<7270>の下げも目を引く。横河電機<6841>も下値
を探った。
出所:MINKABU PRESS