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2025年09月24日(水)22時22分

NY外国為替序盤=200日線突破を試す

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日本時間午後10時19分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  148.72 + 1.08 (+ 0.73%) 148.75 / 147.52
ユーロ・ドル 1.1738 - 0.0077 (- 0.65%) 1.1819 / 1.1734
ポンド・ドル 1.3441 - 0.0085 (- 0.63%) 1.3528 / 1.3434
ドル・スイス 0.7947 + 0.0033 (+ 0.42%) 0.7952 / 0.7912
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 日本時間午後10時19分現在のドル円は1ドル=148.72円。きょうも市場は
全般に手掛かり材料に乏しい中、為替市場はドル高が強まっており、ドル円は148円
台後半に上昇。本日147.55円付近に来ている21日線はサポートされている。1
00日線と200日線の間でのレンジ取引に変化はないが、先週は100日線を一時割
り込んだが、今度は148円台半ばに来ている200日線の突破を試す動きが出てい
る。
 今週の市場はFRB幹部の発言を注視しているが、先週のFOMCで示された金利見
通し(ドット・プロット)が示すほど、FRB幹部は利下げに前向きにはなっていない
ようだ。労働市場の冷え込みは認識しているものの、根強い高インフレが利下げ姿勢に
ブレーキをかけている模様。
 一方、円相場に関しては、海外勢中心に自民党の総裁選が注目を集めているようだ。
海外勢も高市氏と小泉氏が本命と見ているようだが、経済政策だけで言えば、「ガソリ
ン暫定税率廃止」、「年収の壁見直し」ではほぼ一致。消費減税についても「可能性は
排除しない」としている。
 違う点は国債。高市氏は「一時的な赤字国債の増発も容認」なのに対して、小泉氏は
いまのところ慎重スタンス。思い切った減税策の“程度も含めた実現性”という観点で
見れば、将来的に成長でカバーできると仮定したとしても、一時的な国債増発は現実的
に不可避とも考えられる。従って、総裁選告示前の下馬評と変わらず、高市氏ならば円
安、小泉氏であれば円高との見方で変わらずのようだ。
 もし、シナリオ通りになったとしても一時的な反応とは思われる。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は148.50円に観
測されている。
24日(水)
148.50(7.3億ドル)
25日(木)
150.00(9.2億ドル)
MINKABU PRESS