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米東部時間午前11時50分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 46458.47 + 76.93 (+ 0.17%) 46714.27 / 46364.11
ナスダック総合指数 22719.41 - 69.57 (- 0.31%) 22785.13 / 22699.76
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きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。一方、前日上昇したアップル<AAPL>やエ
ヌビディア<NVDA>は反落しており、ナスダックはマイナス圏での推移となっている。
前日比は、ダウ工業株30種平均が76.93ドル高の4万6458.47ドル、ナス
ダック総合指数が69.57安の2万2719.41。
米株式市場が最高値圏にあるリスクを市場は注視している。前日は米株式市場が後半
にかけて上げ幅を拡大したが、エヌビディア<NVDA>やアップル<AAPL>の上昇が指数
を支えていた。AI関連の取引が継続的に米株式市場を押し上げることができるのかに
ついては疑問はなお多い。特に、関連株のバリュエーションが高止まりしているリスク
を踏まえると、その持続性は懸念されている状況。
エコノミストは「AIの急速な成長と採用拡大、さらにFRBの利下げという2つの
要因が株式の高マルチプルを支えている」と指摘しつつ、「ファンダメンタルズも概ね
良好」」と語っている。バリュエーションがやや割高な水準にあると、悪材料が出た時
にひび割れが目立つとし、必ずしもそうなるとは限らないが、その場合、年後半の成長
の加速、もしくは根強い高インフレに何らかの進展が必要だという。いずれかの側面が
改善すれば市場の支えになると述べている。
投資家は9月30日の期限を前に政府閉鎖の可能性が高まっている点にも注目してい
る。米上院は先週、つなぎ予算案を否決。このところ市場は、政府機関閉鎖への懸念を
無視する傾向にはあるが、今回は経済環境が過去20年以上で最も弱い中での閉鎖とな
る可能性もあり、これまでとは異なる展開になる可能性も留意されるという。
半導体関連のACMリサーチ<ACMR>が上昇。同社株は9月26日の取引開始前にS
&P小型株600指数の算出銘柄に組み入れられると発表された。
ロケットや宇宙船開発のファイアフライ・エアロスペース<FLY>が決算を受け大幅
安。売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだ。
ボーイング<BA>が上昇。ウズベキスタン航空が最大22機の787ドリームライナ
ーを発注したと発表した。さらにパーデュー駐中国米大使が、米中間で巨額のボーイン
グ機の発注に関する交渉が数週間以内に最終合意に達する見通しだと述べたことも材料
視されている。
ケンビュー<KVUE>が反発。前日はトランプ大統領が、解熱鎮痛薬「タイレノール」
の有効成分と自閉症を関連付け、妊婦に対し医療的に必要な場合を除き服用を控えるよ
う強く呼びかけると述べたことで、売りが強まっていたが、本日は反発。トランプ大統
領の発言に研究者らから厳しい批判が寄せられた。
電力のビストラ<VST>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標
株価を従来の241ドルから230ドルに引き下げげた。
オント・イノベーション<ONTO>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上
げ、目標株価を170ドルに設定した前日終値よりも31%高い水準。
ACMリサーチ<ACMR> 39.62(+2.94 +8.00%)
ファイアフライ<FLY> 43.60(-5.92 -11.95%)
ボーイング<BA> 216.25(+4.16 +1.96%)
ケンビュー<KVUE> 17.49(+0.52 +3.03%)
ビストラ<VST> 208.59(-9.33 -4.28%)
オント・イノベーション<ONTO> 136.07(+5.95 +4.57%)
アップル<AAPL> 255.55(-0.53 -0.21%)
マイクロソフト<MSFT> 510.67(-3.78 -0.73%)
アマゾン<AMZN> 222.75(-4.88 -2.14%)
アルファベットC<GOOG> 253.54(+0.66 +0.26%)
アルファベットA<GOOGL> 253.17(+0.64 +0.25%)
テスラ<TSLA> 434.03(-0.18 -0.04%)
エヌビディア<NVDA> 180.16(-3.45 -1.88%)
メタ<META> 768.04(+2.88 +0.38%)
AMD<AMD> 162.09(+2.30 +1.44%)
イーライリリー<LLY> 746.65(-8.31 -1.10%)
MINKABU PRESS