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日本時間午後10時18分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 147.79 - 0.21 (- 0.14%) 148.38 / 147.75
ユーロ・ドル 1.1782 - 0.0006 (- 0.05%) 1.1788 / 1.1726
ポンド・ドル 1.3507 - 0.0048 (- 0.35%) 1.3516 / 1.3453
ドル・スイス 0.7931 + 0.0007 (+ 0.09%) 0.7973 / 0.7928
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日本時間午後10時18分現在のドル円は1ドル=147.79円。きょうの為替市
場、海外時間に入ってドルは戻り売りが優勢となっており、ドル円は147円台に値を
落としている。先週の中央銀行ウィークを通過し、それなりにニュースがあったもの
の、結局ドル円は100日線と200日線の間での推移に変化はない。
そのため、オプション市場では1か月物の円のヘッジコストが1年ぶり低水準に低下
しており、落ち着きを示している。先週のFOMC前には一時的にレンジ下限の100
日線を割り込んだが、パウエル議長が明確にハト派的な姿勢を見せなかったため、ドル
の反発とともにドル円も買い戻された。
一方、日銀は「ETF保有の縮小開始」と「年内追加利上げの可能性」を示唆したこ
とで円に一時的な追い風を与えたが、その効果はすぐに失われている。短期金融市場で
は年内の日銀の利上げ確率を75%程度まで上昇させているものの、どうも強い確信ま
では無さそうだ。
ただ、オプション市場での落ち着きは決して平穏を意味しているのではないとの指摘
も出ている。チャート、金利差への感応度、オプションはいずれも「転換点」にいるこ
とが示唆されており、円は重要な心理的水準を巡り、大幅上昇か急落かの瀬戸際に立た
されているという。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147.25円に観
測されている。
22日(月)
147.25(5.0億ドル)
MINKABU PRESS