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2025年07月19日(土)06時05分

NY外為市況=148円台後半で週の取引終える

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日本時間午前6時2分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  148.81 + 0.23 (+ 0.15%) 148.89 / 148.19
ユーロ・ドル 1.1626 + 0.0030 (+ 0.26%) 1.1672 / 1.1592
ポンド・ドル 1.3416 0.0000 ( 0.00%) 1.3475 / 1.3406
ドル・スイス 0.8013 - 0.0032 (- 0.40%) 0.8049 / 0.7985
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<きょうの材料>
*米住宅着工件数(6月)21:30
結果 132.1万件
予想 130.2万件 前回 126.3万件(125.6万件から修正)(住宅着工件数)
結果 4.6%
予想 3.4% 前回 -9.7%(-9.8%から修正)(住宅着工件数・前月比)
結果 139.7万件
予想 139.2万件 前回 139.4万件(住宅建築許可件数)
結果 0.2%
予想 -0.5% 前回 -2.0%(住宅建築許可件数・前月比)
*米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(7月)23:00
結果 61.8
予想 61.5 前回 60.7(ミシガン大学消費者信頼感指数)
結果 4.4%
予想 5.0% 前回 5.0% (1年先のインフレ期待)
結果 3.6%
予想 3.9% 前回 4.0% (5-10年先のインフレ期待)
*ウォラーFRB理事
民間部門の状況は一般に考えられているほどよくない
7月会合で反対票を投じるかコメント拒否
金融政策に関する意見の相違、FRBにおける健全な議論の表れ
議論は政治ではなく、経済的なものだ
反対意見は慎重に表明すること重要
FRBが6週間まってから利下げを行っても問題はないが、延期する理由もない
関税は税金であり、他の税金と同様に異なるグループで負担される
関税のコストの一部は消費者に転嫁されるが、持続的インフレを引き起こすような形で
はない
市場ベースのインフレ期待は大統領のFRBに関する発言にもかかわらず、依然として
安定している
FRB理事は大統領の発言ではなく、自らの業務に焦点当てている
次期議長は市場からの信頼を得なければ、金利が上昇する
大統領が議長就任を要請すれば受け入れると述べる
現時点では大統領から連絡はない
*ベッセント米財務長官
(日本について)
急いだものより良いディールが重要
*トランプ大統領
ドルの準備通貨としての地位を失うことは、戦争に負けるようなもの
ドルの下落を放置することはない
BRICSに対して厳しく対応する
駐豪銀行デジタル通貨は米国では実現することはない
*加藤財務相
米国と建設的な協議を継続
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<月曜日の材料と事前予想>
【NZ】
消費者物価指数(2025年 第2四半期)07:45
予想 0.7% 前回 0.9%(前期比)
予想 2.8% 前回 2.5%(前年比)
【英国】
ライトムーブ住宅価格(7月)08:01
予想 N/A 前回 -0.3%(前月比)
予想 N/A 前回 0.8%(前年比)
【中国】
中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート)(7月)10:00
予想 3.0% 前回 3.0%(中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート 1年))
予想 3.5% 前回 3.5%(中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート 5年))
【米国】
景気先行指数(6月)23:00
予想 N/A 前回 -0.1%(前月比)
海の日祝日
FRBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)(~31日)
週内:IMF世界経済見通し(改訂版)
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 きょうのNY為替市場は148円台で比較的落ち着いた推移となった。ロンドン朝に
148円89銭まで上昇していたドル円は、その後のドル安がNY朝も継続。米債利回
りの低下が見られ、10年債利回りが4.4475%から4.4150%まで下げる中で
ドル売りとなり、148円19銭を付けている。
 今日のミシガン大学消費者信頼感指数は強めに出たものの、インフレ見通しが一気に
低下。特に1年後のインフレ見通しが予想を超えて鈍化しており、米債利回り低下を誘
ってドル売りにつながった面もある。
 もっとも下げ一巡後は反発。ロンドン朝につけた高値は越えなかったものの、148
円81銭と、高値近くまで上昇し、ドル高円安圏で週の取引を終えた。トランプ関税を
受けて不透明感が広がる中で、週末を越えてのポジション維持に慎重も、米利下げ期待
の後退もあって、ドル高の流れは継続している。
 ユーロドルも朝方のドル安の中で1.1672まで上値を伸ばした。その後1.16
10台を付けるところまで売りが出ている。
 ポンドドルも1.3475を付けるなどドル安もあって一時大きく上昇。その後一転
して売りが出ると、ロンドン朝の水準を割り込んでポンド安ドル高となっており、ドル
は基本的に全面高となっている。
 ユーロ円はロンドン朝に173円11銭を付けた後、NY市場を通じて173円00銭
を挟んでのレンジ取引。しっかりの動きも、上値をトライする勢いも見られなかった。
 ポンド円はロンドン朝に199円98銭と200円に迫ったが付けきれず、対ドルで
のポンド売りもあって199円台半ばまで戻している。
MINKABU PRESS