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2025年07月21日(月)22時09分

NY外国為替序盤=147円台半ば

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日本時間午後10時8分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  147.57 - 1.24 (- 0.83%) 148.66 / 147.34
ユーロ・ドル 1.1660 + 0.0034 (+ 0.29%) 1.1673 / 1.1615
ポンド・ドル 1.3472 + 0.0056 (+ 0.42%) 1.3484 / 1.3399
ドル・スイス 0.7995 - 0.0018 (- 0.22%) 0.8023 / 0.7989
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 日本時間午後10時8分現在のドル円は1ドル=147.57円。きょうのNY為替
市場、ドル安のほか円高の動きも優勢となっており、ドル円は147円台半ばまで値を
落としている。参議院選で与党が過半数を割り込んだ。ただ、石破首相は続投の意志を
示している状況の中、為替市場は円買い戻しの反応を見せている。
 ストラテジストからは、石破首相は続投を表明しているものの、政治的には不透明感
の強い局面になる。財政拡大観測も台頭している中、長期債中心に利回りの上昇が見ら
れ、少なくとも現段階では円支援材料となる傾向があるとの見方を示している。
 ただ、いまのところ全般的には参院選に対して、市場は冷静に様子を見ているといっ
た印象。参院選前に与党が選挙で苦戦すれば財政拡大や減税の可能性が高まるとの観測
が広がっていた。米国債利回りの上昇に歩調を合わせる形で、日本国債の利回りも十数
年ぶりの高水準に上昇していた。
 一方、本日の円高の動きは続かないとの見方も出ている。日本政府は米国との貿易合
意を模索しているものの、先行きは見通せず、日銀に利上げを思い留まらせている。円
建ての実質金利はマイナスが続いており、円の上昇にブレーキをかけるという。現在の
円相場は金利差が示唆するよりも5%水準が低く、現在の上昇はそのディスカウントを
一時的に縮小しているに過ぎない可能性があるとの指摘も出ている。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
21日(月)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS