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米東部時間午前10時49分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 47868.90 - 14.00 (- 0.03%) 48049.72 / 47790.60
ナスダック総合指数 23443.90 - 10.19 (- 0.04%) 23528.53 / 23372.33
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きょうのNY株式市場、ダウ平均、ナスダックとも前日付近での小動き終始してい
る。前日比は、ダウ工業株30種平均が14.00ドル安の4万7868.90ドル、
ナスダック総合指数が10.19安の2万3443.90。
本日は様子見の雰囲気が強まっているようだ。ただ、底堅い推移は続いており、投資
家は来週のFOMCでのFRBの利下げが、世界的な年末ラリーを後押しすると期待し
ているようだ。
また、物色の矛先も、これまでのIT・ハイテク株一辺倒から景気循環株などへ裾野
が拡大している。IT・ハイテク株の高バリュエーションへの懸念は依然根強い中、投
資家はディフェンシブや出遅れセクターにローテーションしており、小型株の指数であ
るラッセル2000は最高値に接近。
一部からは「出遅れセクターへのラリー拡大が期待される。ラッセル2000は金利
に敏感だが、投資家は景気後退なき利下げへの期待を強めている」との声も出ている。
チャレンジャー&クリスマスがこの日発表した企業のレイオフ件数は10月に急増し
た後、11月は減少したものの、過去3年で最も多い11月となった。政府機関閉鎖の
影響で米雇用統計の発表が遅れる中、労働市場の判断は民間の指標に依存する状況。前
日のADP雇用統計も雇用者数が予想外の減少を示し、労働市場の冷え込みを示唆して
いた。
市場は来週を含めて来年末までに、FRBの4回の利下げを織り込んでいる。ただ、
景気自体は堅調を維持すると楽観視しており、トランプ大統領がハト派と目される人物
を次期FRB議長に選ぶとの見方も要因に含まれている。
なお、先ほど発表の米新規失業保険申請件数は19.1万件と22年以来の低水準と
なったものの、利下げ期待に変化はなく、米株式市場も底堅い推移を続けている。
アップル<AAPL> 281.42(-2.74 -0.96%)
マイクロソフト<MSFT> 478.79(+1.06 +0.22%)
アマゾン<AMZN> 228.44(-3.94 -1.70%)
アルファベットC<GOOG> 317.53(-3.09 -0.96%)
アルファベットA<GOOGL> 316.71(-2.92 -0.91%)
テスラ<TSLA> 449.75(+3.01 +0.67%)
エヌビディア<NVDA> 182.89(+3.31 +1.84%)
メタ<META> 665.61(+26.01 +4.07%)
AMD<AMD> 217.35(-0.25 -0.11%)
イーライリリー<LLY> 1015.59(-17.97 -1.74%)
MINKABU PRESS