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2025年12月20日(土)00時49分

米株式市場序盤=ダウ平均は続伸

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米東部時間午前10時48分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 48204.09 + 252.24 (+ 0.53%) 48289.63 / 47974.82
ナスダック総合指数  23190.64 + 184.28 (+ 0.80%) 23280.85 / 23106.20
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 きょうのNY株式市場、ダウ平均は続伸。IT・ハイテク株の一角に引き続き買い戻
しが入っている。前日比は、ダウ工業株30種平均が252.24ドル高の4万820
4.09ドル、ナスダック総合指数が184.28高の2万3190.64。
 AI関連株が足元のボラティリティを経て持ち直しを図る中、前日はマイクロン<MU
>の決算に押し上げられる形で、ナスダックは大幅高となっていた。本日も来週のクリ
スマス週を前にその流れが継続している模様
 本日はオラクル<ORCL>が上昇し、IT・ハイテク株をサポート。TikTokの米
国事業で、新たな合弁会社設立に参加する契約を中国のバイトダンスとの間で締結した
と伝わった。新たな合弁会社には投資会社シルバー・レイクやアブダビ拠点の投資会社
MGXも参加する。
 一方、決算ではダウ採用銘柄のナイキ<NKE>が決算を受け下落しており、ダウ平均
を圧迫。中国市場とコンバースブランドの低迷が続いていることや、DTC(直販)の
売上高が予想に届かなかった点も嫌気されている。
 AI投資のリターンの大きさや時期には不確実性が残るものの、楽観的な見方はなお
多い。一部からは、「金融緩和、財政政策、貿易不透明感の後退に加え、AI投資が新
たな成長エンジンとなることで、26年のマクロ環境はさらに好転。株式はこれまでの
一部のAI銘柄主導から、AI導入で恩恵を得る幅広い銘柄群へと拡大する」との指摘
も出ている。
 なお、本日は株価指数先物や個別株オプションなど4種類のデリバティブの清算日
「クアドラプル・ウィッチング」にあたり、相場変動が大きくなる可能性がある。米大
手証券の試算によると、名目元本ベースで過去最大規模の7.1兆ドル超のオプション
が本日失効する見通し。なお、米株式市場の場合、多くは引け値で清算される。
ナイキ<NKE> 60.22(-5.41 -8.25%)
オラクル<ORCL> 192.13(+12.10 +6.72%)
アップル<AAPL> 271.86(-0.33 -0.12%)
マイクロソフト<MSFT> 485.79(+1.81 +0.37%)
アマゾン<AMZN> 226.98(+0.22 +0.10%)
アルファベットC<GOOG> 306.77(+3.02 +0.99%)
アルファベットA<GOOGL> 305.37(+2.91 +0.96%)
テスラ<TSLA> 479.00(-4.37 -0.90%)
エヌビディア<NVDA> 178.86(+4.72 +2.71%)
メタ<META> 662.81(-1.64 -0.25%)
AMD<AMD> 210.30(+9.24 +4.60%)
イーライリリー<LLY> 1065.36(+8.48 +0.80%)
MINKABU PRESS