経済ニュース

<< 一覧に戻る

2025年12月27日(土)05時38分

シカゴ穀物引け速報=軟調、大豆は決め手材料難のなか利食い売り先行

--------------------------------------
 大 豆 2026/01 1,058.75 - 4.50
  2026/03 1,072.50 - 4.00
 コーン 2026/03 450.00 - 1.00
  2026/05 458.25 - 0.75
---------------------------------------
 大豆は反落。終値の前営業日比は4.50~1.50セント安。中心限月の3月限は
4.00セント安の1072.50セント。

 この日はクリスマス休暇の谷間であることもあり、米農務省(USDA)のデイリー
報告の大口輸出成約が発表されず、また後追いの週間輸出成約高も31日まで発表され
ないことで、決め手材料難のなか、クリスマス前の騰勢に対する追随買いが出ず、利食
い売りが先行する形となった。
 中国の買い付けに関しては、米中首脳会談で合意した年内1200万トンは無理だ
が、米大手取引員、ストーンXの見方によると、すでに中国の米国産大豆の買い付けは
800万トンを大きく上回っており、保管スペースを開けるため国内備蓄の競売も活発
化していることで、今後1200万トンは達成するだろうという楽観的な見方が出てい
た。

 コーンは小幅まちまち。期近3本が小反落。前日比は1.00セント安~1.00セ
ント高。中心月限の3月限は1.00セント安の450.00セント。

 クリスマス休暇の谷間で様子見ムードが強いなか、クリスマス前に上昇していた大豆
が上げ一服となったこともあり、コーンも上値が重くなった。また後追いの週間輸出成
約高も31日まで発表されないことで、これまでコーンの支援材料となってきた輸出面
の好調さもこの日は材料視されなかった。
MINKABU PRESS