10日の東京株式市場で日経平均株価は急反発。中東和平交渉の進展期待に加え、フ
ァーストリテイリング<9983>の大幅高やAI・半導体関連株の上昇が寄与し一時5万
7000円台に乗せる場面があった。
大引けの日経平均株価は前日比1028円79銭高の5万6924円11銭。プライ
ム市場の売買高概算は24億3266万株。売買代金概算は8兆7378億円となっ
た。値上がり銘柄数は469と全体の約29%、値下がり銘柄数は1050、変わらず
は58銘柄だった。
前日の米株式市場は、NYダウが上昇し、ナスダック指数も7日続伸した。米フィラ
デルフィア半導体株指数(SOX)は最高値を更新した。米国株が上昇した流れを受
け、東京株式市場も値を上げて始まった。11日に予定されている米国とイランの和平
交渉の進展期待も買い要因となった。前日に好業績を発表したファストリやAI・半導
体関連株などが買われ相場を牽引した。日経平均株価は、堅調な値動きとなるなか午後
2時30分過ぎには一時、約1カ月ぶりに5万7000円台に乗せる場面があった。フ
ァストリが1銘柄で日経平均株価を650円ほど押し上げたほか、東京エレクトロン<
8035>やフジクラ<5803>など指数寄与度の高い銘柄が相場を押し上げた。ただ、東証
プライム市場に上場する6割強の銘柄は値を下げており、TOPIXは下落した。な
お、株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)値は5万6572円89銭だっ
たとみられている。
個別銘柄では、キオクシアホールディングス<285A.T>やアドバンテスト<
6857>、レーザーテック<6920>が高く、古河電気工業<5801>や住友電気工業<5802
>が買われた。JX金属<5016>や三井金属<5706>が上昇し、KOKUSAI EL
ECTRIC<6525>やファナック<6954>、日東紡績<3110>、ローツェ<6323>が
値を飛ばした。村田製作所<6981>やTDK<6762>、レゾナック・ホールディングス
<4004>が堅調だった。
半面、任天堂<7974>や三菱重工業<7011>、IHI<7013>が安く、ソニーグルー
プ<6758>や日立製作所<6501>、トヨタ自動車<7203>が下落した。三井物産<8031
>やNTT<9432>が軟調。セブン&アイ・ホールディングス<3382>やイオン<8267
>が売られた。
出所:MINKABU PRESS