20日の東京株式市場は主力株に買い優勢となる銘柄が目立ち、日経平均株価は反
発。前引け段階では5万9000円台を回復したが、後場は伸び悩む展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比348円99銭高の5万8824円89銭と反
発。プライム市場の売買高概算は18億8764万株、売買代金概算は6兆5727億
円。値上がり銘柄数は647、対して値下がり銘柄数は862、変わらずは66銘柄だ
った。
きょうの東京市場は強弱観が対立する場面が多かった。前週末の欧州株市場が、独D
AXをはじめほぼ全面高に買われたほか、米国株市場ではNYダウが一時1100ドル
超の上昇を示すなど上値指向が強く、ナスダック総合株価指数は約34年ぶりの13連
騰と気を吐いた。米メディアが「トランプ米大統領がイランは無期限に核開発停止に合
意したと発言した」ことを伝え、これが好感されたものだが、その後にイランの軍事組
織がホルムズ海峡の再封鎖を宣言したことで、東京市場ではリスクオン一色というわけ
にはいかなかった。国内機関投資家のリバランス売りなども観測されるなか、後場は上
値の重さが意識される地合いに。個別銘柄の値下がり銘柄数が860あまりで全体の5
5%を占めるなど値上がり数を上回った。売買代金は6兆円台でこれは4月7日以来の
低い水準となっている。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が大幅反発したほか、レーザーテック<
6920>の強さが目立つ。三菱重工業<7011>が買われ、トヨタ自動車<7203>もしっか
り。ルネサスエレクトロニクス<6723>も値を上げた。東京海上ホールディングス<
8766>、ファーストリテイリング<9983>などが高く、村田製作所<6981>も上昇し
た。日本電波工業<6779>が値上がり率トップに買われ、ヨコオ<6800>、ワコールホ
ールディングス<3591>がストップ高。ジャパンディスプレイ<6740>が物色人気。第
一稀元素化学工業<4082>も大幅高。
半面、この日も売買代金1兆円を上回りトップとなったキオクシアホールディングス
<285A.T>だが、株価はわずかにマイナス圏で引けている。アドバンテスト<
6857>が軟調、JX金属<5016>、信越化学工業<4063>も冴えない。任天堂<7974>
が売りに押され、日東紡績<3110>も安い。日本化学工業<4092>が急落、石油資源開
発<1662>、三井海洋開発<6269>、K&Oエナジーグループ<1663>などの下げも目
立った。
出所:MINKABU PRESS