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米東部時間午前10時58分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 43439.95 - 5.04 (- 0.01%) 43442.98 / 43297.57
ナスダック総合指数 18827.50 + 147.38 (+ 0.77%) 18843.75 / 18672.30
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きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安の一方、ナスダックは上昇。前日比は、ダ
ウ工業株30種平均が5.04ドル安の4万3439.95ドル、ナスダック総合指数
が147.38高の1万8827.50。
全体的に様子見の雰囲気が広がる中、ナスダックについてはテスラ<TSLA>の上昇が
牽引。トランプ次期大統領の政権移行チームが、完全自動運転車に関する米連邦政府の
枠組みを運輸省の優先事項の1つにする方針をアドバイザーに伝えたと報じられたこと
で同社株に買いが強まっている。
一方、先週はトランプ氏勝利後の上げを縮小させていたが、そのような中で今週のエ
ヌビディアの決算は強気モメンタム復活のきっかけになるとの期待も出ているようだ。
ただ同社は週末に、次世代GPU「ブラックウェル」を巡る放熱の問題でここ数カ月、
サーバーラックの設計変更をサプライヤーに対し要請していると伝わった。この報道を
受けて、ブラックウェルの投入遅延への懸念が出ており、同社株は下落。今週の決算で
もブラックウェルの動向に注目を集めそうだ。
金利の行方も引き続き投資家の頭を悩ませており、パウエルFRB議長が「FRBは
利下げを急いでいない」と先週発言したことも米株式市場の重石となっている。CME
のフェドウォッチでは12月の利下げの確率を60%程度で見ている状況。
今週はその他、ウォルマート<WMT>、ターゲット<TGT>などの小売大手の決算も予
定されている。これまでのところ、S&P500企業の93%が決算発表を終え、その
うち4分の3が予想を上回る1株利益を報告し、61%が予想を上回る売上高を報告。
石油掘削のリバティ・エナジー<LBRT>が上昇。トランプ氏が、同社のライトCEO
をエネルギー長官に指名したことが材料視されている。同CEOは、石油・天然ガスの
積極的な推進派として知られている。化石燃料は繁栄を広め、人々を貧困から救うため
に不可欠だとし、地球温暖化の脅威は誇張されていると主張。
ワクチンのモデルナ<MRNA>が4日ぶりに反発。先週はトランプ氏が次期米保健福祉
長官にワクチン強硬派のロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名したことでワクチン株
が下落し、同社株も下げが続いていた。本日はアナリストによる投資判断の「買い」へ
の引き上げが伝わっている。目標株価は58ドルで先週末終値よりも57%高い水準。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)<WBD>が上昇。同社と全米バス
ケットボール協会(NBA)が提携拡大で合意したと発表した。今回の契約には、米国
以外の複数の地域における試合のライブ配信に関する権利がすべて含まれているとい
う。また、双方はNBAの最近のメディア契約に関するすべての紛争を解決したとも発
表している。
スピリット航空<SAVE>が取引開始前に米連邦破産法11条の適用をNYで申請し
た。裁判所に提出した書類によると、資産および負債は10億ドルから100億ドルと
されている。身売り交渉が当局に反トラスト法で阻止される中、債権者との交渉を続け
る中で、今回の破産法申請に至った模様。計画では、7億9500万ドルの負債を株式
に交換した後、既存の債権者が同社の経営権を握り、上場廃止となる。ニュース確認で
取引は中断。
リバティ・エナジー<LBRT> 17.42(+0.52 +3.05%)
モデルナ<MRNA> 38.37(+1.52 +4.12%)
ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD> 9.57(+0.35 +3.74%)
スピリット航空<SAVE> 取引中断
アップル<AAPL> 228.69(+3.69 +1.64%)
マイクロソフト<MSFT> 417.60(+2.60 +0.63%)
アマゾン<AMZN> 203.13(+0.52 +0.25%)
アルファベットC<GOOG> 175.67(+1.78 +1.02%)
テスラ<TSLA> 348.08(+27.36 +8.53%)
メタ<META> 556.35(+2.27 +0.41%)
AMD<AMD> 139.59(+4.69 +3.48%)
エヌビディア<NVDA> 140.09(-1.89 -1.33%)
イーライリリー<LLY> 723.34(-22.86 -3.06%)
MINKABU PRESS