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米東部時間午前10時52分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42257.11 + 176.74 (+ 0.42%) 42289.16 / 41993.35
ナスダック総合指数 18204.04 + 21.12 (+ 0.12%) 18228.71 / 18133.02
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きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。前日比は、ダウ工業株30種平均が17
6.74ドル高の4万2257.11ドル、ナスダック総合指数が21.12高の1万
8204.04。
米株式市場は先週の米雇用統計を受けた調整から次第に様子見気分が強まり、次の展
開を待っている。そのような中で本日のダウ平均は下げて始まったものの、下げが一巡
すると上昇に転じている。原油相場の下落が続いていることも米株式市場を底堅くして
いる模様。
ただ、米雇用統計後の情勢に変化はなく、11月FOMCでの大幅利下げ期待は完全
に消滅。0.25%ポイントの通常利下げが有力視されているが、据え置きの可能性も
脳裏の片隅に浮上している状況。短期金融市場では0.25%の利下げ確率が87%、
据え置きが13%となっている。
中東情勢についても依然緊迫化しており、イスラエルがイランにいつ報復措置を実施
するのか、どの程度の報復なのかを気にしながら、市場は地政学リスクのストレスを感
じている状況。
目先は明日の米消費者物価指数(CPI)に市場は注目している。ただ、予想を大幅
に下回る数値でもない限り、影響は限定的との見方も出ているようだ。材料としては週
末の大手銀を皮切りに始まる決算に注目している。
そのような中、本日は個別にアルファベット<GOOG>傘下のグーグルとボーイング<
BA>に注目が集まっている。米司法省が、グーグルに事業の売却を強制するよう連邦判
事に要請することを検討していると発表した。米司法省は20年前にもマイクロソフト
<MSFT>の分割を試みたが、それが失敗に終わって以来の巨大ITを相手取った重要な
動きとなる。
一部からは、大手ITへの締め付けへの懸念は以前からあったが、実際に分割を迫る
動きは市場の心理を圧迫するとの意見も出ている。ただ、グーグル内の個々の事業部門
の価値を見ると、投資家にとっては良い結果になる可能性もあるとも述べている。
ボーイング<BA>については、ほぼ1カ月間に渡る労働者のストライキを終わらせる
ための交渉が決裂した。同社株は時間外で軟調に推移している。
本日は午後に大幅利下げを実施した9月分のFOMC議事録が公表され注目される。
日本時間10日午前3時。
半導体関連のアステラ・ラブス<ALAB>が大幅高。AIの作業負荷専用に設計された
ファブリックスイッチの新製品を発表した。
マーケティングのソフトウエア開発のゼータ・グローバル<ZETA>が上昇。広告テク
ノロジーのライブインテント社を買収することで合意したと発表した。これを受けて目
標株価を従来の30ドルから35ドルに引き上げたアナリストもいる。
バイオ医薬品のケザー・ライフ・サイエンス<KZR>が大幅高。投資会社のタン・キ
ャピタルが関連会社を通じて、1株1.10ドルでの買収を提案した。
ボーイング<BA> 150.29(-4.37 -2.82%)
アステラ・ラブス<ALAB> 62.65(+9.69 +18.29%)
ゼータ<ZETA> 33.43(+1.59 +4.99%)
ケザー・ライフ<KZR> 0.87(+0.13 +18.16%)
アップル<AAPL> 227.57(+1.80 +0.80%)
マイクロソフト<MSFT> 417.19(+2.48 +0.60%)
アマゾン<AMZN> 183.49(+0.77 +0.42%)
アルファベットC<GOOG> 162.88(-2.83 -1.70%)
テスラ<TSLA> 245.63(+1.13 +0.46%)
メタ<META> 585.57(-7.32 -1.23%)
AMD<AMD> 170.59(-2.21 -1.28%)
エヌビディア<NVDA> 133.18(+0.29 +0.22%)
イーライリリー<LLY> 918.65(+4.93 +0.54%)
MINKABU PRESS