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米東部時間午後1時5分
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 43620.69 - 220.22 (- 0.50%) 44033.78 / 43618.23
ナスダック総合指数 18657.50 - 189.78 (- 1.01%) 18992.30 / 18647.19
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きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも下落。前日比は、ダウ工業株30
種平均が220.22ドル安の4万3620.69ドル、ナスダック総合指数が18
9.78安の1万8657.50。
この日発表の2月のISM製造業景気指数を受けてダウ平均は下げに転じている。全
体指数は50.3と予想は下回ったものの、50の水準を維持した。ただ、新規受注や
雇用指数は50の水準を下回っている一方、仕入価格は62.4に急伸している点にネ
ガティブな反応を見せている模様。
本日から3月相場に入ったが、上値に重い展開が見られている。IT・ハイテク株が
下落しているが、エヌビディア<NVDA>の下げが圧迫。先週末はトランプ大統領とゼレ
ンスキー大統領が首脳会談で激しい口論となり、協定はまとまらなかったが、それでも
米株式市場は終盤に急速な買い戻しが入り大幅高で終えていた。その流れが本日も続く
か期待されたが、警戒感は依然として根強い模様。今週は金曜日に2月の米雇用統計な
どの重要指標が発表される。
2月相場は結局下落で終わっていたが、関税の期限が迫り来る中、慎重な声と楽観的
な声が混在している。「株式市場がこの変化に耐えられるかどうかはまだ不明。いずれ
にせよ、関税は経済に衝撃を与える」といった声の一方、「いくつかのセンチメント指
標やポジショニング指標は株価がすでに売られ過ぎていることを示唆している」といっ
たコメントも聞かれた。
本日は2月に下げが顕著だったテスラ<TSLA>やビットコインが買われていたが、結
局、テスラは上昇して始まったものの結局、下げに転じている。テスラ<TSLA>につい
ては、マスクCEOが先週土曜日に「われわれの事業遂行が卓越したものであれば、今
後5年間で利益は10倍に成長する可能性がある」と投稿したことが買い手掛かりとな
っていた模様。しかし、これについては疑問視する声も聞かれた。
仮想通貨関連株は上昇。トランプ大統領が2日、暗号資産(仮想通貨)の戦略備蓄を
進める計画を明らかにし、ビットコイン以外も準備に含める考えも示した。これを受け
て日曜日にビットコインが急伸。
半導体デバイス開発を手掛けるアレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>が大幅高。同
業のオン・セミ<ON>が同社の買収に関心を示していると伝わった。
カプリ<CPRI>が上昇。イタリアのアパレルブランドのプラダが同業のヴェルサーチ
ェの買収で合意に近づいていると報じられた。ヴェルサーチェはカプリ傘下。
AI広告のアップロビン<APP>が続伸。同社は先週末引け後に約17.7億ドル残
っている自社株買いプログラムの四半期ごとの購入限度額を変更した。
コインベース<COIN> 218.31(+2.69 +1.25%)
MARA<MARA> 14.83(+0.91 +6.54%)
ライオット<RIOT> 9.48(+0.20 +2.16%)
マイクロストラテジー<MSTR> 267.01(+11.58 +4.53%)
アップロビン<APP> 347.26(+21.52 +6.61%)
カプリ<CPRI> 23.47(+1.49 +6.78%)
アレグロ<ALGM> 26.25(+3.95 +17.71%)
アップル<AAPL> 242.02(+0.18 +0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 395.05(-1.94 -0.49%)
アマゾン<AMZN> 208.99(-3.29 -1.55%)
アルファベットC<GOOG> 171.05(-1.17 -0.68%)
テスラ<TSLA> 290.55(-2.44 -0.83%)
メタ<META> 666.54(-1.66 -0.25%)
AMD<AMD> 100.56(+0.70 +0.70%)
エヌビディア<NVDA> 116.49(-8.43 -6.75%)
イーライリリー<LLY> 931.81(+11.18 +1.21%)
MINKABU PRESS