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2024年10月07日(月)23時19分

米株式市場序盤=ダウ平均は反落

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米東部時間午前10時17分現在
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 42270.63 - 82.12 (- 0.19%) 42293.64 / 42133.89
ナスダック総合指数  18074.95 - 62.90 (- 0.35%) 18096.33 / 18018.66
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 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落しており、先週の上げを一服させている。前
日比は、ダウ工業株30種平均が82.12ドル安の4万2270.63ドル、ナスダ
ック総合指数が62.90安の1万8074.95。
 先週末の予想外に強い米雇用統計で、市場には米経済のソフトランディング期待が広
がっているが、中東情勢の緊迫化がそれにブレーキをかけている。本日の原油相場は一
時76ドル台まで上昇した。先週のイランによるミサイル攻撃に対するイスラエルの対
応を世界が待ち構えている状況。また、イランもイスラエルが報復措置を実施した場
合、さらに激しい対応を見せると警告している。
 ただ、米大手銀のストラテジストは米経済に回復の兆しが見られる中、米株式市場に
ついてより強気な見方を示している。S&P500の今後12カ月目標を6300に引
き上げ、現在の水準から約10%の上昇を示唆。一方、弱気で知られるストラテジスト
は、いわゆる循環株について、より安全なディフェンシブ株と比較して見方を引き上げ
ていた。
 一部からは「ウォール街には2つの格言がある。トレンドに逆らうな、そしてFRB
に逆らうなだ。これらはいまの株式市場における2つの重要な柱だ」といった声が出て
いる。しかし、迫り来る米大統領選と、いわゆる10月のサプライズの可能性により、
今後数週間の市場のボラティリティは高いままで推移する可能性があるとも警告した。
 今週は水曜日にFOMC議事録が発表され、木曜日に消費者物価指数(CPI)の報
告が予定されている。また、いよいよ決算シーズンに入り、木曜日にデルタ航空<DAL
>、金曜日にJPモルガン<JPM>が決算を発表する予定。
 ファイザー<PFE>が上昇。アクティビスト(物言う投資家)のスターボード・バリ
ューが同社株を約10億ドル相当取得したこと伝わった。
 アマゾン<AMZN>が反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も
従来の225ドルから183ドルに引き下げた。
 リチウム鉱山開発のアルカディウム・リチウム<ALTM>が大幅高。リオ・ティントが
同社に対して33億ドルでの買収提案を行ったと発表した。
 工業用ガスのエアープロダクツ&ケミカルズ<APD>が上昇。アクティビスト(物言
う株主)のマントル・リッジ社が同社株を10億ドル以上保有していると報じられた。
マントル・リッジ社は、戦略、資本配分、後継者計画において同社の支援を目指してい
るという。
ファイザー<PFE> 29.74(+1.16 +4.04%)
エアープロダクツ<APD> 310.27(+24.77 +8.68%)
アルカディウム・リチウム<ALTM> 4.33(+1.25 +40.62%)
アップル<AAPL> 224.96(-1.84 -0.81%)
マイクロソフト<MSFT> 415.66(-0.41 -0.10%)
アマゾン<AMZN> 181.31(-5.20 -2.79%)
アルファベットC<GOOG> 168.22(-0.34 -0.20%)
テスラ<TSLA> 246.68(-3.40 -1.36%)
メタ<META> 595.53(-0.41 -0.07%)
AMD<AMD> 168.82(-2.08 -1.22%)
エヌビディア<NVDA> 126.33(+1.41 +1.13%)
イーライリリー<LLY> 900.55(+13.39 +1.51%)
MINKABU PRESS