7日前引けの日経平均株価は前営業日比719円01銭高の3万9354円63銭と
大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は9億7998万株、売買代金概算は2兆
2551億円。値上がり銘柄数は1237、対して値下がり銘柄数は342、変わらず
は67銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好の地合いを鮮明とした。前週末に発表された
9月の米雇用統計が想定以上に強い数字で、これを好感した欧米株高に加え、外国為替
市場で一段とドル買いが進み、一時1ドル=149円台まで急速に円安方向に振れたこ
とが追い風材料となっている。ハイテク主力株に物色の矛先が向いたほか、米長期金利
の急上昇を背景に銀行や保険など金融株への買いが目立ち、全体相場を押し上げる格好
となった。日経平均は一時約880円高に買われる場面もあったが、取引時間中にド
ル・円相場が円高方向に押し戻されたこともあり、その後はやや上げ幅を縮小した。
個別ではアドバンテスト<6857>が高く、東京エレクトロン<8035>も堅調、川崎重
工業<7012>の上げ足も目立つ。ソフトバンクグループ<9984>も買われた。ファース
トリテイリング<9983>が値を飛ばし、リクルートホールディングス<6098>も物色人
気。ウェザーニューズ<4825>が値上がり率トップに買われ、三越伊勢丹ホールディン
グス<3099>も大幅上昇。りそなホールディングス<8308>が活況高。半面、売買代金
トップとなったディスコ<6146>が全体相場に逆行して大幅安、ニトリホールディング
ス<9843>も冴えない。光通信<9435>が軟調、クスリのアオキホールディングス<
3549>も売りに押された。
出所:MINKABU PRESS