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2025年07月24日(木)22時29分

NY外国為替序盤=146円台後半

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日本時間午後10時28分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  146.76 + 0.25 (+ 0.17%) 146.87 / 145.86
ユーロ・ドル 1.1769 - 0.0002 (- 0.02%) 1.1780 / 1.1731
ポンド・ドル 1.3542 - 0.0040 (- 0.29%) 1.3589 / 1.3532
ドル・スイス 0.7943 + 0.0019 (+ 0.24%) 0.7959 / 0.7916
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 日本時間午後10時28分現在のドル円は1ドル=146.76円。きょうの為替市
場、ドル円は東京時間に一時145円台に下落していたが、NY時間にかけて買い戻し
が膨らみ、146円台後半まで戻す展開。本日の21日線が146.25円付近に来て
いるが、その水準はサポートされている。先ほど発表の米新規失業保険申請件数が予想
を大きく下回り、米国債利回りが上昇していることもドル円をサポートしている。
 日米の合意により、これまで不透明だった関税問題が徐々に可視化されてきており、
関税率15%という具体的な数字も出ている。それに伴って日銀の利上げ期待が復活し
ていることや、ドル自体が再び上値が重くなってきていることもあり、ドル円も上値の
重い展開が見られていた。ただ、積極的に下値を試そうという雰囲気まではない中、本
日は買い戻しが優勢となっている模様。
 本日はトランプ大統領がFRB本部を訪問する予定となっている。FRB本部の建物
改修に絡んだ疑惑を共和党が追及し、パウエル議長を辞任に追い込みたいようだ。市場
はFRBの独立性への懸念を高める中、特に何もないとは思われるが、市場は動向を注
目しているようだ。
 ECBが先ほど理事会の結果を公表し、政策金利である中銀預金金利を2.00%に
据え置いた。大方の予想通り。将来のガイダンスは示さず、経済指標次第で、理事会ご
とに判断するとしている。関税に関する不透明さや、貿易摩擦による極めて不確実な環
境を理由に挙げた。現在、ラガルド総裁の会見が行われているが、市場が期待している
9月理事会に向けたヒントは明確には出ていないようだが、短期金融市場では追加利下
げの期待をやや後退させている。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147円に観測。
24日(木)
147.00(9.9億ドル)
25日(金)
145.00(11.5億ドル)
MINKABU PRESS