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米東部時間午前10時28分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 41977.96 - 218.56 (- 0.52%) 42125.84 / 41847.81
ナスダック総合指数 17891.37 - 33.75 (- 0.19%) 18011.25 / 17836.62
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きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。前日比は、ダウ工業株30種平均が21
8.56ドル安の4万1977.96ドル、ナスダック総合指数が33.75安の1万
7891.37。
中東情勢が緊迫化する中、序盤は売り先行で始まりダウ平均は取引開始直後に348
ドル安まで下落する場面が見られた。しかし、その後は下げ渋る動きも出ている。先ほ
ど発表のISM非製造業景気指数が予想を上回る内容となったことで、買い戻しが膨ら
んでいる。
サービス業の景況感は基準の50を一時下回っていたものの、夏以降から水準を回復
し安心感が広がっている。しかし、労働市場の減速が顕著になる中で伸びは小幅に留ま
っていたが、今回の結果はポジティブ・サプライズとなったようだ。ただ、注目の雇用
指数が再び50を下回っており、明日の米雇用統計に向けて不安感を残す内容ではあ
る。
中東情勢が依然燻っており、米株式市場の重石となっている。イスラエルがヒズボラ
への報復措置としてベイルートを空爆した。イスラエルはイランにはまだ報復措置を実
施していないものの、市場の警戒感は根強い。中東の両大国がエスカレートすると地政
学のリスクは本格的に高まる。
市場は明日の米雇用統計を待っている。先週のパウエルFRB議長の発言で市場は1
1月の大幅利下げの可能性は後退させているが、年内に計0.75%の利下げの可能性
は織り込んだままの状態にある。11月の大幅利下げがなければ12月にあると見てい
るようだ。
「明日の米雇用統計を前に不安が残る。年初には投資家は弱いデータを望んでいた。
金利引き下げに関する期待が早まるからだ。しかし、8月のようにデータがあまりにも
弱過ぎると、景気後退への懸念が今度は強まる。微妙なバランスだ」との声も聞かれ
る。
ジーンズのリーバイ・ストラウス<LEVI>が下落。前日引け後に6-8月期決算(第
3四半期)を発表し、通期のガイダンスで売上高見通しを下方修正した。
エヌビディア<NVDA>が続伸。フアンCEOが米CNBCのインタビューに答え、次
世代AI半導体「ブラックウェル」について、現在フル生産されており、予定通り進ん
でいると述べたことが材料視されている。
遠隔医療プラットフォームのヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が大幅安。同社は肥満
治療薬としてGLP-1混合薬「セマグルチド」を販売しているが、FDAがイーライ
リリー<LLY>の肥満量および糖尿病治療薬、ゼップバウンド、マンジャロが米国では
もはや品薄状態ではないと発表したことが嫌気されている。
充電インフラ運営のEVゴー<EVGO>が急伸。アナリストが投資判断を「買い」に引
き上げた。同業他社を上回る業績を達成するとの見通しを示している。
リーバイ・ストラウス<LEVI> 19.50(-1.56 -7.41%)
ヒムズ&ハーズ<HIMS> 16.51(-2.45 -12.90%)
EVゴー<EVGO> 5.43(+1.50 +38.04%)
アカデミー・スポーツ<ASO> 54.18(-1.38 -2.48%)
アップル<AAPL> 225.02(-1.77 -0.78%)
マイクロソフト<MSFT> 416.59(-0.54 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 181.55(-3.21 -1.74%)
アルファベットC<GOOG> 166.25(-1.06 -0.63%)
テスラ<TSLA> 246.51(-2.52 -1.01%)
メタ<META> 573.74(+0.93 +0.16%)
AMD<AMD> 165.01(+5.23 +3.27%)
エヌビディア<NVDA> 122.53(+3.68 +3.10%)
イーライリリー<LLY> 886.25(-4.82 -0.54%)
MINKABU PRESS