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日本時間午前5時39分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 146.95 + 0.48 (+ 0.33%) 147.24 / 146.29
ユーロ・ドル 1.1028 - 0.0017 (- 0.15%) 1.1049 / 1.1008
ポンド・ドル 1.3126 - 0.0142 (- 1.07%) 1.3274 / 1.3092
ドル・スイス 0.8527 + 0.0030 (+ 0.35%) 0.8543 / 0.8492
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<きょうの材料>
※経済指標
*新規失業保険申請件数(09/22 - 09/28)21:30
結果 22.5万件
予想 22.0万件 前回 21.9万件(21.8万件から修正)
*継続受給者数(09/15 - 09/21)
結果 182.6万件
予想 183.0万件 前回 182.7万件(183.4万件から修正)
*非製造業PMI(確報値)(9月)22:45
結果 55.2
予想 55.4 前回 55.4
*コンポジットPMI
結果 54.0
予想 54.4 前回 54.4
*ISM非製造業景気指数(9月)23:00
結果 54.9
予想 51.5 前回 51.5
*米製造業新規受注(8月)23:00
結果 -0.2%
予想 0.3% 前回 4.9%(5.0%から修正)(前月比)
*米耐久財受注(確報値)(8月)23:00
結果 0.0%
予想 0.0% 前回 0.0%(前月比)
結果 0.5%
予想 0.5% 前回 0.5%(輸送除くコア・前月比)
*バイデン大統領
イスラエルによるイランの石油施設攻撃を支持するかと問われ、「それをわれわれは
協議中だ」と答えた。ホワイトハウスの外で記者団に語った。また、イスラエルが報復
措置を本日中に講じるとは想定していないとも述べた。
*グールズビー・シカゴ連銀総裁
・港湾ストライキによる経済への影響はまだない。
・新たなインフレは基本的に目標の範囲内。
・今後1年間に金利が大幅に引き下げられる必要がある。
*石破首相
・日銀の植田総裁の「時間的余裕はある」との認識を念頭に説明。
・実際、日銀は9月決定会合において政策変更していない。
・日銀と密接に連携し、政策運営に万全を期したい。
・株価の動向というのは冷静に見てみたい。
・日々の動向についてコメントすることはしない。
・政権発足時として高くないことを真摯に受け止め(内閣支持率について)。
・裏金問題について国民の思いが払しょくできていない。
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<明日の材料と事前予想>
【米国】
非農業部門雇用者数(9月)21:30
予想 14.0万人 前回 14.2万人
失業率
予想 4.2% 前回 4.2%
平均時給
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
予想 3.7% 前回 3.8%(前年比)
ピル英中銀チーフエコノミスト、イングランド・ウェールズ勅許会計士協会(ICAEW)
年次会議出席
ビルロワドガロー仏中銀総裁が会議出席
センテノ・ポルトガル中銀総裁、エスクリバ・スペイン中銀新総裁が会議出席
ラトビア中銀総裁、リトアニア中銀総裁、エストニア中銀総裁がリトアニア中銀主催金
融市場会議出席
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きょうのNY為替市場、ドル円は146円台後半での推移となった。この日発表のI
SM非製造業景気指数が予想外に強い内容となったことで147円台に再び上昇する場
面が見られたものの、147円台に入ると戻り待ちの売りオーダーも観測され、直ぐに
伸び悩んでいる。
引き続き石破首相の利上げに否定的な見解への変化が円安を誘発。また、FRBの大
幅利下げ期待の後退、そして中東情勢が依然として燻っており、ドル高の地合いになっ
ていることもドル円を下支えしている。
この2日間の動きでドル円はリバウンド相場の流れに復帰している。市場からは円キャ
リー取引の復活するのではとの指摘もあり、150-155円の水準も視野に入る可能
性があるとの強気な声も出ているようだ。
市場は明日の米雇用統計を待っている。先週のパウエルFRB議長の発言で市場は1
1月の大幅利下げの可能性は後退させているが、年内に計0.75%の利下げの可能性
は織り込んだままの状態にある。11月の大幅利下げがなければ12月にあると見てい
るようだ。明日の米雇用統計が市場の現在の期待を裏付けるか、それとも変化させるか
注目される。
きょうもユーロドルは下げ幅を拡大し、心理的節目の1.10ドルをうかがう動きが
出ている。9月にも1.10ドル割れを試す動きを見せていたが、その時はサポートさ
れていた。今回はどうか注目される。
アナリストはECBが相次いで利下げを実施との見方から、ユーロは打撃を受けると
の見解を示している。同アナリストは、インフレ低下を踏まえ、ECBは利下げペース
を加速させると指摘。インフレが予想よりも早く低下しているだけでなく、最近のPM
Iの調査では、経済成長の低迷によりディスインフレがさらに進む可能性があることが
示唆されているという。
ECBは来年半ばまで、全ての理事会で0.25%ポイントの利下げを行う可能性が
あり、その場合にユーロは今後3カ月で1.09ドルまで下落する可能性があるとの見
方を示している。
本日はポンドの売りが目立ち、対ドルのみならず対ユーロ、円でも下落。ここに来て
ベイリー英中銀総裁の発言がをきっかけに、英中銀の利下げ期待が一気に高まってい
る。総裁は「インフレが抑制された状態が続けば、利下げにより積極的になる可能性が
ある」と述べていた。英ガーディアン紙とのインタビューで語った。インフレが懸念し
ていたほどは上昇していないという事実を評価していると述べている。
総裁は、原油価格再上昇の恐れがあるため中東情勢を非常に注意深く見守っていると
も語った。イランがイスラエルにミサイル攻撃を行い、イスラエルの報復が見込まれる
ため原油相場は急伸している。
短期金融市場では11月の英中銀の利下げはほぼ織り込み済みだが、12月について
は五分五分と見ていた。しかし、本日のベイリー総裁の発言で70%に上昇している。
また、来年はさらに5回の利下げが予想されている状況。
MINKABU PRESS