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2025年02月26日(水)11時51分

東京株式(前引け)=大幅続落、米ハイテク株安受けリスクオフ加速

 26日前引けの日経平均株価は前営業日比423円75銭安の3万7814円04銭
と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億6459万株、売買代金概算は2
兆1476億円。値上がり銘柄数は303、対して値下がり銘柄数は1297、変わら
ずは40銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が止まず、日経平均株価は400
円を超える下げで前場の取引を終えている。前日の米国株市場でハイテク株比率の高い
ナスダック総合株価指数が大幅安で下値模索を続けたことから、東京市場でも投資家の
センチメントが一段と悪化し、主力株を中心に買いが手控えられた。特に半導体関連の
下げが目立ち、全体指数を押し下げている。米国では経済の減速を示唆する指標が相次
ぐ一方、インフレへの警戒感が拭えず、リスクオフムードが強まっている。トランプ政
権下での関税強化に対する懸念もくすぶっている。足もとでリスク許容度の低下した海
外機関投資家などが日本株に売りを出しているとみられる。値下がり銘柄数は全体の8
割を占めた。
 個別ではきょうも売買代金トップのディスコ<6146>の下げがきついほか、東京エレ
クトロン<8035>の下落が際立っている。ソフトバンクグループ<9984>が安く、任天
堂<7974>も売られた。三菱商事<8058>、伊藤忠商事<8001>など総合商社も利食わ
れた。中低位株ではgumi<3903>が急落、アンビスホールディングス<7071>も大
幅安。半面、フジクラ<5803>が底堅さをみせ、資生堂<4911>が堅調。イオン<8267
>が買われ、オリエンタルランド<4661>も頑強。三菱地所<8802>なども強い動き。
JPホールディングス<2749>が急騰し値上がり率首位に。TIS<3626>、ユーグレ
ナ<2931>なども値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS