23日前引けの日経平均株価は前営業日比1278円52銭高の4万1053円44
銭と急反騰。前場のプライム市場の売買高概算は15億4094万株、売買代金概算は
3兆5426億円。値上がり銘柄数は1379、対して値下がり銘柄数は215、変わ
らずは30銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方からリスクオン一色の展開となり、日経平均株価
は1200円を超える上昇で一気に4万1000円台を回復、前場の高値圏で着地して
いる。トランプ米大統領が22日に自身のSNSで日本と関税交渉で合意したと発表し
たが、日本に対する相互関税が15%になるとし、これが材料視され全体指数が先物主
導で押し上げられる格好となった。自動車関税も15%になることが伝わり、同セクタ
ーの銘柄が軒並み値を飛ばしたことで、強気のセンチメントを後押ししている。個別株
は85%の銘柄が上昇、全体売買代金も前引け時点で3兆5000億円台と急拡大し
た。
個別では断トツの売買代金をこなしたトヨタ自動車<7203>が大幅高となったほか、
マツダ<7261>、SUBARU<7270>は値上がり率で1位と2位を占めた。レーザー
テック<6920>が上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンク
も買われた。ファーストリテイリング<9983>が値を飛ばし、キーエンス<6861>も上
値を追った。半面、ディスコ<6146>が軟調、フジクラ<5803>も値を下げた。IHI
<7013>が売られたほか、良品計画<7453>の下げが目立つ。トランザクション<7818
>は大幅安。
出所:MINKABU PRESS