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2025年02月24日(月)23時37分

NY外国為替序盤=一時149円台後半

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日本時間午後11時36分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  149.57 + 0.30 (+ 0.20%) 149.87 / 148.85
ユーロ・ドル 1.0462 + 0.0004 (+ 0.04%) 1.0528 / 1.0459
ポンド・ドル 1.2630 - 0.0002 (- 0.02%) 1.2691 / 1.2626
ドル・スイス 0.8985 + 0.0002 (+ 0.02%) 0.8998 / 0.8954
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 日本時間午後11時36分現在のドル円は1ドル=149.57円。きょうの為替市
場、海外市場に入ってドル高の動きが見られており、ドル円も一時149円台後半まで
買い戻されている。ただ、150円台には慎重な雰囲気も出ている。本日は先週のリス
ク回避は一服してはいるものの、ドル買いは続いている。
 先週は世界最大の小売大手ウォルマートの冴えない見通しで、個人消費を中心とした
米経済の先行き不安が強まり、それに弱い米経済指標が加わり、市場には米景気の先行
き不安が広がった。
 ただ、ドルは以前ほどの強さもない。エコノミストからは、トランプ大統領が中国と
の取引の可能性を強調していること、ベッセント財務長官が米長期金利の低下を目標と
していること、そして、ウクライナの停戦協議に向けた動きなどが挙げられている。
 日米の中銀については変化はなく、今週は28日金曜日に東京都区部の2月の消費者
物価指数(CPI)が発表になるが、日銀の早期利上げを裏付けるのではとの見方も多
い。また、同日にFRBがインフレ指標として注目している1月のPCEデフレータが
発表される。先週、グールズビー・シカゴ連銀総裁は「CPIほどの衝撃はないだろ
う」との見方を示していたが、それでもFRBの利下げへの慎重姿勢は裏付ける内容に
なると見られている。ただし、相当程度織り込んでいる節もあり、予想範囲内であれ
ば、反応も限定的に留まる可能性も留意される。
 なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測され
ていない。
24日(月)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS