経済ニュース

<< 一覧に戻る

2024年09月30日(月)22時31分

NY外国為替序盤=ドル円に買い戻し

--------------------------------------
日本時間午後10時30分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  142.80 + 0.59 (+ 0.41%) 142.99 / 141.65
ユーロ・ドル 1.1175 + 0.0013 (+ 0.12%) 1.1209 / 1.1154
ポンド・ドル 1.3389 + 0.0015 (+ 0.11%) 1.3423 / 1.3362
ドル・スイス 0.8434 + 0.0028 (+ 0.33%) 0.8448 / 0.8404
--------------------------------------
 日本時間午後10時30分現在のドル円は1ドル=142.80円。きょうのドル円
は先週末に自民党総裁選で石破氏が新総裁に決まったことによる円高・日本株安の流れ
が週明けも続き、ドル円は一時141.60円付近まで下げ幅を拡大した。ただ、総裁
前の146円台半ばから一気に5円程度急落したこともあり、海外市場に入って下げ過
ぎ感からの買い戻しが出ている。急落した日経平均先物も海外市場で下げ止まってお
り、ドル円は142円台後半まで買い戻される展開。ただ、急落の割には買い戻しがま
だ鈍い印象もあり、なお落ち着かない情勢ではある。
 本日は月末・期末の取引となり実需の動きも想定されるところではあるが、為替市場
全体はドル売りの動きが見られている。先週末に発表の8月のPCEデフレータは引き
続き米インフレの落ち着きを示す内容であった。FRBの利下げ期待を裏付ける内容で
はあるが、市場は年内あと2回のFOMCで計0.75%ポイントの利下げを織り込ん
でいる。
 11月か12月に0.50%ポイントの大幅利下げがあることを想定した動きではあ
るが、短期金融市場では11月FOMCでの利下げ幅は0.25%と0.50%ポイン
トで五分五分といった状況。見方が割れており、その意味でも今週金曜日の米雇用統計
は重要なイベントとなりそうだ。直近のFOMC委員からの発言は、FRBがこれまで
のインフレ重視から雇用に軸足を移していることを示唆している。
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
30日(月)
現行付近には観測されていない
USD/JPY 142.85 EUR/JPY 159.67
GBP/JPY 191.30 AUD/JPY 99.06
CME日経平均先物 38195(大証終比:+245 +0.64%)
MINKABU PRESS