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日本時間午後10時21分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 142.75 - 2.06 (- 1.42%) 146.49 / 142.50
ユーロ・ドル 1.1192 + 0.0015 (+ 0.13%) 1.1203 / 1.1125
ポンド・ドル 1.3421 + 0.0006 (+ 0.04%) 1.3427 / 1.3360
ドル・スイス 0.8411 - 0.0051 (- 0.60%) 0.8493 / 0.8407
シカゴ日経平均先物 38265(大証終比:-1585 -4.17%)
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日本時間午後10時21分現在のドル円は1ドル=142.75円。きょうのドル円
は夕方から急落。東京時間には146円台まで回復したものの、一気に142円台に急
落している。自民党総裁選で石破氏が新総裁に決まったことで円高が一気に強まった。
事実上、次期首相を決める自民党総裁選は高市氏と石破氏がそれぞれ1位、2位で最
終投票に進んだ。市場は日銀の早急な利上げに否定的な姿勢を示していた高市氏が優勢
と考えていたが、日銀の独立性を尊重する石破氏が想定以上に党内の議員票を獲得し勝
利したことで、市場も驚きとなったようだ。
高市氏は積極財政派、石破氏は緊縮財政派とも目されているが、高市氏の勝利を期待
していた日本の株式市場も梯子を外された格好となり、日経平均先物は夜間取引で一時
2000円超急落している。円相場はリスク回避の円買いを想定した動きも出ているよ
うだ。
どちらが首相に就任したとしても日銀のスタンスは変わらないとの見方が市場の共通
認識ではあるものの、本日の円相場は驚きがそれを上回っている模様。
先ほどFRBが主に参照しているインフレ指標である8月のPCEデフレータが発表
になり、コア指数の前月比が0.1%と予想を下回る内容となった。引き続きインフレ
の落ち着きを示す内容であったことから、為替市場はドル売りで反応している。143
円台に一旦戻していたドル円も142円台に下落し、再び21日線を下回っている。
FRBの利下げ期待を裏付ける内容ではあるが、年内さらにもう1回の大幅利下げな
ど、市場が織り込んでいる期待ほどの内容であるかは議論が分かれるところ。短期金融
市場では11月FOMCでの利下げ幅は0.25%と0.50%ポイントで五分五分と
いった状況。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は143円に観測され
ている。
27日(金)
143.00 (6.7億ドル)
143.50 (7.4億ドル)
30日(月)
145.00 (12.0億ドル)
MINKABU PRESS