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金 25/ 4 2949.00 +48.3 プラチナ 25/ 4 1010.5 - 8.7
銀 25/ 3 3343.50 +58.0 パラジウム 25/ 3 1010.00 + 0.70
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ニューヨーク金は大幅反発、銀は続伸。中心限月の前日比は金4月限が48.3ドル
高、銀3月限が58.0セント高。
金4月限は反騰。時間外取引では、アジア時間から買い優勢。欧州時間に入り、一段
高となり、30ドル超の上げ幅を維持して推移。日中取引では、さらに上げ幅を拡大の
動きとなった。14日の下げ幅を取り戻す動きとなり、買い戻しの動きが膨らみ、踏み
上げ相場もようとなった。米10年債利回りが上昇、ドル堅調となり、金市況にとって
は逆風の環境となったが、地合いは緩むことなく推移。ロシア・ウクライナの戦争終結
に向けて米国・ロシアの外相が率いる代表団がサウジアラビアで協議を行ったが、ウク
ライナ側からの反発が強く、米国・ロシアの首脳会議の日程が決まらず、地政学リスク
がくすぶり金買いに繋がった。中盤でいったん上げ幅を縮小も後半は再上昇となり、
14日の下げ幅を上回る反発で引けた。
銀3月限は続伸。アジア時間の時間外取引の後半から買い優勢となり、欧州時間に入
ってからも13セント超の上げ幅を維持して堅調に推移。日中取引開始後は金が一段高
となったことから上げ幅を拡大し、3300セント台で上値を伸ばした。
プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムはまちまち。中心限月の
前日比はプラチナ4月限が8.7ドル安、パラジウム3月限は0.70ドル高。
プラチナ4月限は続落。時間外取引では、アジア時間から続落。欧州時間に入り、ジ
リ安となり、11セント超の下落で推移。日中取引は、下げ幅を拡大し、一時1000
ドル割れまで軟化。先週、トランプ米大統領が自動車輸入に対する関税を4月2日をめ
どに発動することと発表したことが重石となった。金、銀の上昇から下値を切り上げた
が、軟調ムードは払しょくできないまま引けた。
パラジウム3月限は小反発。時間外取引は売り優勢となり、10ドル超の下落で推
移。日中取引に入ると、戻り歩調となり、小高く引けた。
MINKABU PRESS
*価格は帳入値ではなく、暫定値。