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日本時間午前5時30分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 144.80 + 1.57 (+ 1.10%) 144.84 / 142.91
ユーロ・ドル 1.1128 - 0.0052 (- 0.47%) 1.1214 / 1.1122
ポンド・ドル 1.3318 - 0.0095 (- 0.71%) 1.3430 / 1.3313
ドル・スイス 0.8506 + 0.0073 (+ 0.87%) 0.8507 / 0.8415
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<きょうの材料>
※経済指標
*米新築住宅販売件数(8月)23:00
結果 71.6万件
予想 69.5万件 前回 75.1万件(73.9万件から修正)
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 -447.1万(4億1304万)
ガソリン -153.8万(2億2008万)
留出油 -222.7万(1億2292万)
(クッシング地区)
原油 +11.6万(2283万)
*()は在庫総量
※発言・ニュース
*米5年債入札結果
最高落札利回り 3.519%(WI:3.519%)
応札倍率 2.38倍(前回:2.41倍)
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<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ドイツGfK消費者信頼感調査(10月)15:00
予想 -22.5 前回 -22.0
【スイス】
中銀政策金利 16:30
予想 1.00% 前回 1.25%
【米国】
実質GDP(確報値)(第2四半期)21:30
予想 3.0% 前回 3.0%(前期比年率)
個人消費
予想 2.9% 前回 2.9%(前期比年率)
GDPデフレータ
予想 2.5% 前回 2.5%(前期比年率)
PCEコアデフレータ
予想 2.8% 前回 2.8%(前期比年率)
新規失業保険申請件数(09/15 - 09/21)21:30
予想 22.4万件 前回 21.9万件
耐久財受注(速報値)(8月)21:30
予想 -2.9% 前回 9.8%(前月比)
予想 0.1% 前回 -0.2%(輸送除くコア・前月比)
中古住宅販売成約指数(8月)23:00
予想 -1.0% 前回 -5.5%(前月比)
【メキシコ】
メキシコ中銀政策金利 27日4:00
予想 10.50% 前回 10.75%
日銀議事録(7月30日-31日開催分)
豪中銀四半期金融政策報告
ECB経済報告
ジョルダン・スイス中銀総裁会見
ラガルドECB総裁が欧州システミックリスク理事会(ESRB)会議開会挨拶
パウエルFRB議長、財務省・NY連銀・FRB・CFTC・SEC共催年次会議開会挨拶(事前収
録)
バーFRB副議長、財務省・NY連銀・FRB・CFTC・SEC共催年次会議出席
イエレン米財務長官、財務省・NY連銀・FRB・CFTC・SEC共催年次会議出席
ウィリアムズNY連銀総裁、財務省・NY連銀・FED・CFTC・SEC共催年次会議出席(質疑応
答なし)
クーグラーFRB理事、コリンズ・ボストン連銀総裁が金融包摂に関する討論会参加(質
疑応答なし)
バーFRB副議長、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が討論会参加(質疑応答なし)
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きょうのNY為替市場、ドルの買い戻しが優勢となる中、ドル円も買い戻しが膨らみ
144円台後半に上昇した。ドル円は先週のFOMC以降、概ね143.00-14
4.50円の間で上下動していたが、きょうはその上限を突破している。145円台を
試すか注目されるところではあるが、7月中旬以降、下降トレンドが形成されている中
で145円台にはなお慎重な雰囲気もうかがえる。ただ、短期的にはリバウンド相場の
雰囲気も出ており、明日以降の動きが注目される。
FRBは先週大幅利下げを実施したが、その積極的な行動が米経済にソフトランディ
ングをもたらすと市場は期待している。ただ、その期待を裏付ける次のデータを確認し
たい雰囲気もある中、市場心理は依然として不安定な状態にあるとの指摘も聞かれる。
ドル円は9月16日に140円を一旦割り込んだ後に買い戻しが続いているが、日銀
が利上げに慎重姿勢も垣間見せていることもドル円の下値をサポートしている模様。正
常化の方向感は変わらないものの、急ぐ必要もなく、市場では年内の利上げはないとの
見方で織り込んでいる。ただ、一部からは次の利上げは早くても1月との見方も出てお
り、来年は市場予想を上回るスピードで利上げが行われる可能性も指摘されているよう
だ。
ユーロドルは一時1.12ドル台まで上昇し、8月高値に顔合わせしたもののNY時
間に入って1.11ドル台前半に伸び悩んだ。1.12ドル台に入ると戻り待ちの売り
も多く出るようだ。ユーロはポンドに比べて上値が重い印象。それはECBの根強い利
下げ期待が背景にある模様。ユーロ圏の経済活動の指標が低迷する一方、インフレ懸念
は徐々に解消される中、ECBはより速いペースで利下げを行う可能性が高いとの指摘
がエコノミストから出ている。
同エコノミストはECBは10月から来年4月までの間のすべての理事会で0.2
5%ポイント利下げを実施し、中銀預金金利が2.25%に達すると予想しているとい
う。以前は来年9月に中銀預金金利が2.50%になるまで、隔回の理事会での利下げ
を予想していた。ECBの中銀預金金利は現在3.50%となっている。
ポンドドルも上げが一服し、1.33ドル台前半まで値を落とした。ポンドドルは先
週の英中銀の金融政策委員会(MPC)を受けて上昇トレンドの勢いが増し、一時1.
34ドル台を回復するなど、22年3月以来の高値水準に上昇していた。英中銀は足元
のサービスインフレをなお警戒しており、FRBやECBのような思い切った利下げは
できないとの見方がポンドを支えている。
リーブス英財務相が10月に初の秋季予算案を発表する予定だが、これは英中銀が来
年にどのような立場を取るかという点において大きく影響するとの指摘が出ている。そ
れはポンドにとっても重要な問題となる。
英国は現在、高インフレとの闘いに勝利しつつあるが、まだ安泰というわけではな
い。リーブス財務相がインフレの火を再び燃え上がらせるような予算案を示せば、金利
はより高い水準に、より長期間維持され、ポンドはより強くなると述べている。
MINKABU PRESS