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日本時間午後11時25分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 152.13 - 0.67 (- 0.44%) 153.15 / 152.07
ユーロ・ドル 1.0500 + 0.0035 (+ 0.33%) 1.0500 / 1.0447
ポンド・ドル 1.2618 + 0.0052 (+ 0.41%) 1.2619 / 1.2549
ドル・スイス 0.8987 - 0.0043 (- 0.48%) 0.9052 / 0.8981
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日本時間午後11時25分現在のドル円は1ドル=152.13円。きょうも為替市
場はドル売りが強まっており、ドル円は152円台前半まで下げ幅を拡大している。2
00日線を再び割り込んでおり、1月中旬以降の下向きの流れは継続されているよう
だ。早期に200日線の水準を復活できるか、それとも150円に向かって下値を掘り
下げるか、来週以降注目の局面に入っている。
先ほど発表になった1月の米小売売上高が予想以上の減少となったことでドル売りの
動きに拍車をかけている。1月分は厳冬と山火事の影響で実店舗での買い物が減少した
可能性が指摘されている
ドル円については、本日は円高ではなく、ドル安主体の下げを演じている。今週のイ
ンフレ指標は予想を上回る内容で、FRBの利下げへの慎重姿勢を正当化する内容とな
った。今週のパウエル議長の証言も様子見の姿勢を強調していた。素直にドル高の材料
ではあるものの、かなり織り込んだ面もあり、さらなる情報を待ちたいところもありそ
うだ。ひとまずポジション調整といった雰囲気。
前日にトランプ大統領が相互関税に関する措置に署名した。今回の措置では、国ごと
に提案するよう指示。手続きは広範囲に渡り、完了には数週間から数カ月を要する可能
性があるとも伝わっていた。そのため発動の明確な日程は決まっていない。なお、この
計画にラトニック商務長官候補が任命されたが、ラトニック氏は相互関税計画は4月2
日までに開始可能だと述べていた。
段階的な課税という、当初市場に広まっていた楽観的な見方に沿った内容とも受け止
められたのかもしれない。いずれにしろ、詳細を待つ姿勢に変化はない。
そのため、ドルは一旦売られている状況。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は152円に観測されて
いる。
14日(金)
152.00(28.4億ドル)
MINKABU PRESS