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米東部時間午後1時1分
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 45073.66 - 222.15 (- 0.49%) 45309.43 / 45049.59
ナスダック総合指数 21470.30 + 190.67 (+ 0.90%) 21553.98 / 21412.86
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きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続落。ただ、IT・ハイテク株は買いが膨ら
んでおり、ナスダックは上昇している。前日比は、ダウ工業株30種平均が222.1
5ドル安の4万5073.66ドル、ナスダック総合指数が190.67高の2万14
70.30、S&P500が15.27高の6430.81。
アルファベット傘下のグーグルの反トラスト訴訟を巡る米連邦裁判所の判断が、I
T・ハイテク大手が規制リスクを乗り越えられるとの楽観論を広めている
グーグルの人気ウェブブラウザー「クローム」を巡る米司法省が起こした反トラスト
法訴訟で、ワシントンの連邦地裁が、グーグルは検索データの一部を競合他社と共有し
なければならないが、クロームを売却する必要はないとの判断を示した。
今回のグーグルへの判断でアップル<AAPL>も上昇。検索エンジンをデフォルト設定
にする際にアップル<AAPL>など第三者への支払いを裁判所が禁止しなかった。今回の
判断はアップルにとっては現状維持を意味し、今後もグーグルから年間200億ドル超
の支払いを受け取り続けることができる。
最悪のシナリオが回避され、AIの進展によって消費者に選択肢が広がったとの見方
が広がっている。
IT・ハイテク株の比重が低いダウ平均は下落。エネルギーや銀行が景気減速懸念や
国債利回り急騰の影響で軟調に推移。政府債務の増加や政治的不透明感への懸念から、
世界的に超長期の国債利回りが上昇しており、米30年債利回りは一時5%を回復して
いた。
ストラテジストは「例年9月は弱い月だ。1950年以来S&P500の月間平均リ
ターンは0.7%安と最も低い」と述べた上で、「株式市場は落ち着きを取り戻してい
るが、9月に入り難しい局面を迎えている。景気減速や関税の影響、政治的な不透明感
が続く中で、市場のボラティリティは株式や債券を中心に高まるだろう」とも述べた。
市場は金曜日の米雇用統計を次の試金石として注視している。本日は日本時間23時
に7月の米求人件数が公表される予定。
福利厚生サービスのプラットフォームを提供するヘルスエクイティ<HQY>が決算を
受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期
の1株利益およびEBITDAの見通しを上方修正している。
百貨店のメーシーズ<M>が大幅高。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を
発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、ガイダンスも公表し、通期見通し
も上方修正した。過去3年間で最高の既存店売上高の伸びを発表。
本日はビットコインのマイニングを手掛けるアメリカン・ビットコイン<ABTC>がナ
スダックで取引を開始し、大幅高。同社はグリフォン・デジタル・マイニング社との合
併を経て、ナスダック市場で「ABTC」 のティッカーで取引を開始している。グリ
フォン・デジタル・マイニングの前日終値6.90ドルに対して急騰。
ヘルスエクイティ<HQY> 92.82(+3.97 +4.47%)
アメリカン・ビットコイン<ABTC> 9.94(+3.04 +44.10%)
メーシーズ<M> 15.77(+2.28 +16.86%)
アップル<AAPL> 237.26(+7.54 +3.28%)
マイクロソフト<MSFT> 503.82(-1.31 -0.26%)
アマゾン<AMZN> 225.28(-0.06 -0.03%)
アルファベットC<GOOG> 230.55(+18.56 +8.75%)
アルファベットA<GOOGL> 229.78(+18.43 +8.72%)
テスラ<TSLA> 341.43(+12.07 +3.66%)
エヌビディア<NVDA> 170.87(+0.09 +0.05%)
メタ<META> 736.53(+1.42 +0.19%)
AMD<AMD> 161.69(-0.63 -0.39%)
イーライリリー<LLY> 732.94(-2.26 -0.31%)
MINKABU PRESS