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2025年01月28日(火)23時22分

NY外国為替序盤=155円台に買い戻し

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日本時間午後11時21分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  155.41 - 0.59 (- 0.38%) 155.98 / 154.49
ユーロ・ドル 1.0432 - 0.0065 (- 0.62%) 1.0494 / 1.0414
ポンド・ドル 1.2440 - 0.0044 (- 0.35%) 1.2499 / 1.2415
ドル・スイス 0.9050 - 0.0009 (- 0.10%) 0.9071 / 0.9013
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 日本時間午後11時21分現在のドル円は1ドル=155.41円。きょうの為替市
場はドル買いが優勢となる中、ドル円は155円台に買い戻されている。前日は中国の
ディープシーク社の最新AIモデルのニュースで、エヌビディア<NVDA>を含むハイテ
ク企業の優位性に疑念が生じる可能性が広がり警戒感が広がった。米株式市場ではI
T・ハイテク株が急落する中、リスク回避の円高から、ドル円も一時153円台に下落
していた。
 ただ、トランプ大統領の発言で、鳴りを潜めていた関税の話題が再び浮上。トランプ
大統領は27日、外国製半導体チップと鉄鋼、医薬品に近く関税を適用する方針を明ら
かにし、銅とアルミニウム製品にも関税を賦課すると語った。また、英FT紙が米財務
長官への就任が承認されたベッセント氏が一律関税を推進すると報じている。関税とイ
ンフレの連想からドル買いが再び強まっている形。
 一方、円の方は関税が話題に上っている割には株式市場が落ち着いており、前日急落
していたIT・ハイテク株も買い戻されていることから、リスク回避の円高は後退して
いる。
 きょうからFOMCが始まり、明日の現地時間午後に結果が発表される。今回は政策
変更はないと見られており、いつも通りにパウエル議長の会見に注目が集まりそうだ。
昨年末のFOMCで委員の金利見通し(ドット・プロット)は今年2回の利下げだっ
た。しかし、その後に発表された米雇用統計が強い内容だったことで、一部からは年内
の追加利下げを疑問視する声も出ている。
 ただ、その後のインフレ指標が落ち着いた内容だったことから、利下げなしへの過度
な観測は緩んでいる状況。そのような中、パウエル議長がどのようなヒントを示すか注
目される。
 なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測され
ていない。
28日(火)
現行付近にはなし
29日(水)
155.00(12.8億ドル)
31日(金)
155.00(10.2億ドル)
MINKABU PRESS